In A Romantic Mood/Oscar Peterson
(Verve MGV2002)
(Verve MGV2002)
オスカー・ピーターソンと言うと圧倒的なテクニックでのスィンギーなタッチが印象的ですが、多作の涸れのリーダー盤のなかには、ピアニストとしてできる全てのフォーマットがあると言っても過言ではないでしょう。トリオのフォーマットが基本ですが、ボーカルもの、デュオもの、ビッグバンドとの共演、そして今日アップのストリングスとの共演など・・・思いつくままに挙げてもそれぞれのサウンドが頭に浮かんできますね。本日は、リリカルで軽いタッチで攻めるOPとラッセル・ガルシアのストリングスの共演、"In A Romantic Mood"をアップしてみます。
ほとんどが唄もので構成されており、荘厳なガルシアのストリングスにピアニスティックに対峙するOPが収録されています。収録曲はA面に"Ruby", "Stars Fell On Alabama", "Black Coffee", "Laura", "The Boy Next Door", "Our Waltz", B面に"Tenderly", "I Thought About You", "I Only Have Eyes For You", "Stella By Starlight", "A Sunday Kind Of Love", "It Could Happen To You"の12曲です。3人の女性の名前を冠した3曲が印象的ですし、この選曲の中で最もブルースフィーリングが前面にでたと思われる"Black Coffee"がいい感じす。
所有盤はT字VERVEのモノラル盤です。カバーの女性の爪と唇の赤が印象的なのは言うまでもありません。Ruby, Laura, Stellaの一人なのかも???
このオスカー・ピーターソン・・・こちらにも在りました。ジャケ図柄も番号も全く同じですが、色合いに若干の違いが・・・。camperさんも《カバーの女性の爪と唇の赤が印象的》と記した、この美女の「赤」が・・・僕の手持ち盤では、オレンジ色っぽくて、だいぶ薄い感じ。そして全体の「青み」が、camperさんのジャケ写真よりちょっと濃い目かな。なお、こちらのMGV-2002盤は、センターラベルがT字long playingの濃いオレンジ色です。camperさんのはどんなですか?
自分のはblackラベル、silverロゴのロングプレイングです。両面deep grooveです。
ご指摘のオレンジラベル、他の盤で経験してますがオリジナリティについてはよくわかりませんね。情報がありましたらまた教えてくださいね。