Duke Ellington Meets Coleman Hawkins
(Impulse stereo A-26)
(Impulse stereo A-26)
エリントンはスイングしないのが問題だとコメントをくれた方がいたが,確かにベイシーと比べると圧倒的なスィング感を示さないのは、やっぱりベイシーにおけるザクザクザクのFreddie Greenようなギタープレーヤーをおいていないのが原因かも知れません。高尚とは言わないまでも,~組曲なんてのも結構やってて、タコ耳にはついていけない物があるのが事実です。でもフルバンドじゃなくってエリントニアンのセレクトメンバーによるセッションは楽しさ溢れる聴きやすいモノがありますよね。今日はインパルスに録音したホークとの共演盤です。
62年録音で,メンバーはColeman Hawkins(ts), Johnny Hodges(as), Ray Nance(tp, vln), Lawrence Brown(tb), Harry Carney(bs, bcl), Duke Ellington(p). Aaron Bell(b), Sam Woodyard(ds)のオクテットです。こういうビッグコンボでの分厚いアンサンブルは気持ちが良いですね。またblowin sessionなので難しいことをやらないのが良いですね。A面はカリブソリズムが心地よい"Limbo Jazz"で始まります。続く十八番の"Mood Indigo", スモーキーなアンサンブルで始まるテーマが気持ちよいですね。後の2曲はblues。ホークの堂々たるソロ(時にカーネイと区別がつかない。やっぱりタコ耳です。)最高なのは,やっぱりホッジスでしょう。その音色はアート・ペッパーやマクリーンに負けない個性爆発です。人気では明らかに負けてますが・・・。サイドBはエリントンのオリジナル"You Dirty Dog"で幕を開けます。ここでのホークのソロがこのアルバム中のベストプレイ,スムースで男性的なトーンのホーク,次にでる艶やかなホッジスの対比が面白いです。gatefoldのなかにこのサックスセクションの写真が載っていました。良い3人ですね!
所有盤はインパルスの外周が赤のabcラベルです。再発ですが、コーティングが聴いていていい作りです。リラックスしていて有名盤じゃないところが良いですよね。
日本語の意味を取り違えてすみません。
懲りずにコメントくださいね。
「エリントンはスイングしないのが問題だ」が FONTESSA の私のコメントからなら、勘違いされていると思いますので追加させて貰います。
エリントンの曲に「スイングしなければ意味がない」がありますので「エリントン(自身)がスイングしないのは問題だ」と書きました。拙い文章ですみません。
エリントンは自分にとっては,未だに敷居の高さを感じますが,こう言ったblowing sessionは楽しめますね。
ホッジス始め、エリントニアンって言うのは,やっぱりかなり魅力的ですよね。勿論,ベイシーアイツもいいですけどね。
自分もcamperさんと同じく?どうもエリントン聴くとき身構えてしまいます(笑)時々ゲージュツぽいからでしょうか?ベイシーバンド聴くときは頭空っぽにして聴くんですが。
ご紹介盤はリラックスして楽しめそうですね。この写真見ると音が聴こえてきそうな感じで・・これも狙ってみます!