A/Jimmy Raney
(Prestige 7089)
(Prestige 7089)
白人ギタリストの雄、ジミー・レイニーを今日は再び取り上げましょう。この超簡潔なタイトルと鉄条網を接写したブルーグレーの洗練されたカバーはむしろ中のレイニーのプレイよりもコレクター氏の間では有名かも知れませんね。ジャケットが本当に素晴らしい!!!
さて中味。これもレイニー好きにはこたえられない内容ですよ。カルテットのセッションではRaney(g), Hall Overton(p), Teddy Kotick(b), Art Madigan(ds)が名を連ねていますし、クインテットのセッションではRaney, Overton, Kotickは同じですがこの手の渋めのセッションには良く登場するNick Stabulas(ds)とひろいものとも思えるブリリアントなJohn Wilsonのトランペットが参加しています。Raneyのメロディックなラインはすべての曲で健在です。Overton、Kotickの手堅いプレイもきかれ、全体的にはおとなしめの陰影に満ちたセッションとなっていますが、この中にありWilsonのトランペットが美しいトーンでさらに引き立っている感じです。
プレステッジの黄黒レーベルですが"446 W. 50th St. N.Y.C." のオリジナルと思います。カバーはコーティングが美しく鉄条網の陰影もきれいで、一度ビクターからも出た事があると記憶していますが、ぼやけた国内盤再発と異なりこのカバーの素晴らしさにいつもまいってしまいます。正真正銘、ジャケ買いの一枚です!
camperさん仰るとおり渋いながらも味のあるジャケットですね!Prestigeには石ころのEartyや海水浴のCoolinなんかもありました。J・レイニーではPacificのSwingerなんか好きですがJ・ホールとの区別がつかずに苦労します(笑)
確かに昔の国内盤って写真がぼけたようなの多いですよね。やっぱりオリジですか!
僕などビクター盤でもOJC limitedでも見かけた頃は購入まで至らず、後になってこの「A」のことが気になっている、という状態です(笑)67camperさんのように「オリジナル盤はジャケット写真の鮮度・キレが違う!」という志向もあるのですね。そうすると盤ももちろんですが、ジャケットのコンディションも重要ですね(僕は、安い場合、8対2くらいで盤の方がよければOKです:笑)
”PacificのSwinger“なるアルバムが思い出せません。どんなカバーでしたっけ?
オリジの音色については万人が認めるところですがカバーの発色もすばらしいです。当然ですけどね。
黄黒レーベルは他にもあるのですが、ほとんどはBergenfield, N.J.です。この辺でも音はかなり良いですよね。自分もカバーの鮮度は重視しますが盤質は大事です。基本的に、VG以下の盤にはまず手は出しません。ただしVGでもモノカートリッジ再生なら充分にいけるアルバムがある事も事実です。
プレステッジでも超有名盤の446westはまず手許にくる事はないでしょうけど・・・(笑)
内容忘れていますのでまた聞き直してみますね。