Duet/Doris Day and Andre Previn
(Columbia CL1752)
(Columbia CL1752)
ドリスについてはもう説明の余地はないでしょう。40年代からスクリーンシーンでも大活躍し、そのハスキーヴォイスでアメリカ大衆を魅了した女優&歌手ですよね。ジャズファンが最高傑作と位置づけるアルバムはどれか?の質問に多くの方がこのアルバムを挙げるのではないでしょうか。プレヴィンの歌伴のうまさは定評があるところですが、ここでも本当にソツのない美しい歌伴が聴かれ、彼の歌伴のなかでも特筆すべきできばえです。ソロでの伴奏も聴かれますが、ベースのレッド・ミッチェル、フランク・キャップのドラムを加えたトリオでのバッキングもありますよ。
A-1のレッド・ミッチェルの太いウォーキングベースではじまる"Close Your Eyes"から彼女のハスキーボイスに包まれ、幸せな気分にひたれる事請け合います。続く"Fools Rush In"やA-4の"Nobody's Heart"の歌唱もリリカルで美しいです。B面もいい出来で、トリオの快調なプレイに載って唄う冒頭の"Daydreaming"や終盤の"My One And Only Love"や"Falling In Love Again"でも普段よりやや押さえた彼女のジャジーな歌唱が聴け、プレヴィンのつぼを得たバッキングも素晴らしく、何度でもターンテーブルに載せようという気分になりますね。
米Columbia6eyeのモノラル盤demonstration copyです。モノカートリッジの良さを実感できるLPでもありますね。フロントのカラーのカバーも良いですが、バックカバーのB&Wのフォトが好きですね。
67camperさん同様、プレヴィン好きな私ですが、コンテンポラリーばかりで他をあまり聴いておりません。
これは以前より狙っている1枚ですが、このような記事を読みますと思いは募るばかりです。
DJコピーといえば、白い6つ目のセンターレーベルですか?
コンディションも抜群のようだし素晴らしいですね!
>>モノカートリッジの良さを実感できるLPでもありますね。
うらやまし~!!
>A-1のレッド・ミッチェルの太いウォーキングベースではじまる"Close Your Eyes"~
このベースの録音は本当に凄いと思います。ミッチェルの「低く胴鳴り」している(はず)のベース音が、ちょっとオフ気味ですが、それゆえより自然な音色で堂々と響き渡っているという感じですね。(僕の手持ちは6eyeステレオ)ただあまりに低く伸びている(と思われる)ベース音なので、僕の機械では、いまいち低音が伸び切らず締まりきらず・・・と若干の苦しさも感じます(笑)内容はもうcamperさんがおっしゃるとおりに最高ですよね!どの曲もいいけどgive me timeという曲もチャーミングです。
そういえば自分の盤は赤黒six eyeなので、流通の過程でカバーが差し替えられたのかもしれませんね。ご指摘のホワイトラベルで赤ロゴのDJコピーは確かにあって、以前にアップしたMindy Carsonなんかはこれでしたね。あるいはDJコピーもいろんな形、たとえばこのようにカバーにスタンプだけなんてのもあるのかもしれません。
ドリスの最もジャジーな味わいがでたアルバムかもしれませんね。
ドリス・デイはいいですね。安心して聴ける、安らぎを与えてくれる声ですね。CDでだいぶ集めました。私もこの盤は大好きで、私もモノラル盤持っております(6eyeです)。ステレオ盤は、ドリス・デイの声が、右端に寄っているので、モノラルのほうが、ボーカルが聴きやすく思います。ただし、ステレオもコロンビアらしいクリアでいい音だと思います。
ドリス・デイは、「DAY BY DAY」も昔から好きで、最近、オリジナル盤を買ってしまいました。モノラル針で聴くと私のせこい装置でも絶品ですね。
ところで、このプレビンは最高ですね♪
私はこのトリオが好きなんですが、コンテンポラリーの諸作は主役のピアノが張り切りすぎて、変態一歩手前だと思っています。
まあ、それはそれで、好き好きですが、ここでのセンスの良さが、どうして自己のリーダー盤で全開しないのか?
個人的に嘆きつつ、この盤を楽しんでいるというわけです。
音の定位感からいうと、自分の同軸2ウェイのアルテックは口が小さい感じでこういうヴォーカルにはまあまあかななんて思っています。比べようがないですが・・・
トリオが聴かせるのはやっぱりあの”四月の思い出”だと思います。