Dinah/Dinah Washington(EmArcy SFX-10504jp.reissue)
久々にボーカルアルバムを聴いてます。今日はダイナ・ワシントンです。いつだってブルースの女王なんて言う称号が付いて回る大御所です。ブルースシンガーのアレサ・フランクリンがそう語ったなんてのをどこかで読んだことがあります。元々は教会音楽に始まり、徐々にスタンダードなど様々なジャンルにれパートリーを拡げてき大歌手となっていきました。我が国ではクリフォード・ブラウンが歌伴をやることで有名な”Dinah Jams"が有名ですよね。39歳の若さでなくなったのですが、後年はストリングスを配したアルバムも多く、活動期間の割には多作なシンガーだと思います。力強いシャウトを絡ませたb−軽スタイルははソウルフルで人気の高いシンガーの一人です。ジャズファンにはおなじみのウイントン・ケリーの妻であったことでも知られていますよね。
本日アップの"Dinah"は歌伴のケリートリオを中心にHal Mooney楽団がバックをつとめる快作です。主なメンバーですがClark Terry, Maynard Ferguson(tp), JImmy Cleveland, Frank Rosolino(tb), Herb Geller(as), George Auld, Paul Quinichette(ts), Cecil Payne(bs), Wynton Kelly(b), Barry Galbraith(g), Keter Betts(b), Jimmy Cobb(ds)などがクレジットされています。ここでは本来のブルースではなくスタンダード中心の選曲がボーカルファンにはうれしいですね。"Look to The Rainbow", "Ill Wind", "A Cottage For Sale", "All of Me", "More THan You Know", "Goodbye", "Willow Weep For Me", "Smoke Gets In Your Eyes", "I Could Have Told You So"など渋い選曲にはうなります。原曲をいかしながらシャウトするダイナのボーカルは爽快としか言いようがありません。"Goodbye"の名唱はとても有名ですが個人的にはA面では"More THan You Know"、B面では"I Could Have Told You So"が渋く好みのチューンですね。
原盤はEmarcyですが、所有盤はフォノグラムが再発した国内版再発です。聴き倒した印象深いアルバムで個人的にはDinahのベストと行っても差し支えないボーカルですよね。
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