追憶のTHAILAND は その後に
タイはこの時期 乾季であると言う
それでも少し郊外に出ると原色に近い花々が色鮮やかである ここは南国なのです
ブーゲンビリアが多いのかしら
タイ航空の尾翼には蘭の花がシンボルであることは今も変わっていない
ところでタイの花は いわゆる国花は蘭( オーキッド )かと思いきや そうではないのです
タイの国花は
タイ語で ドーク・チャプルック
英名は ゴールデンシャワー
和名は ナンバンサカイチ( マメ 科) である
満開の黄色い花が房のように垂れ下がっている
周囲に落ちた花びらが一面を黄色に染めるそうな
黄金の滝のような姿から ゴールデンシャワーと称されているのです
黄色は国王が誕生した月曜日を象徴する色で宗教にもまた関連が深いのだそうな
王室を大事にしているのです
以前 と言うよりも35年程前にTHAILAND の BANNGKOKを訪れた時の街の印象のひとつに 市街はオートバイが多くまるで群れを為しているよう その騒音と排気ガスがすごいものでした
そして信号待ちをしている自動車には花売りの子どもたちが押し寄せててくるのです
その花はまるで「 花の数珠 」のようでした
今は 物売りは市中では見かけませんでしたが 「 花の数珠 」は至るところで見られます
プアン・マーライと言う花飾りなのだそうです
花数珠というか花輪のような感じでしょうか
寺院や精霊を祀る祠には たくさんのプアン・マーライが供えられております
車の運転席にぶらさげているのも眼にしました
それにしてもアユタヤの祠には たくさんのプアン・マーライと「 どらえもん 」の人形が供えられておりましたが仔細は分からず仕舞いでした
人生易老天難老 の筈なのですがTHAILANDは追憶の街なのでした
なんどか海外への旅をして その「 記録方法 」として写真をたくさん撮ってくるのです
それでも振り返ってみると 記憶がすっかり抜けていることが多いことが驚きです
忘れないように しっかり焼き付けた筈なのに 「 忘れる 」ことは恐ろしいことなのです
そのときどきに おもいっきり感動して おもいっきり楽しまないと ~
黄金の滝のように 果実は長~いのです 祠には どらえもん