夏の夜は JAZZはいかが
ジャズ界をリードする 男たちの夢の競演!
【古野光昭フルノーツwith渡辺香津美・山下洋輔 スーパージャズコンアート】は
さくらぴあ大ホールで
ジャズに憧憬が深いのか と問われれば 家人もワシも『ジャズはよく解らない 難しい』と即答するのだが まぁ偶にはジャズと言うものに触れてみるのもよいのではなかろうか と出掛けてきました
やはり『ジャズはよく解らない 難しい』と言うことには変わりが無いのですが『案外よいものじゃないかい!』と思いましたなぁ
スター性のある山下洋輔と渡辺香津美のゲスト出演に引かれたこともありましょうか
古野光昭(ウッドベース)は 2000年に結成した自己のトリオ「フルノーツ《古野光昭(b) 川嶋哲郎(ts) 大阪昌彦(ds)》」2001年に「FULL NOTES(フルノーツ)」が発売され 日本の最強ユニットとして注目され観客を魅了しているそうな
古野光昭は日本を代表するベーシストとして スピード感溢れる4ビートで魅了させ
ポップス クラシックまでも融合する 常に挑戦的かつ発展的な活動を続けているのだと言う
川嶋哲郎(テナーサックス)は1966年生まれ 6歳からピアノを始めたと云うから 才能は若くして見出す必要があるのです 大学在学中の独学でジャズを始め 実力 人気ともに日本でNo.1のサックスプレーヤーに上り詰めた勉強家なのです
大阪昌彦(ドラムス)は 1966年の秋田県生まれ バークリー音楽大学に留学 在学中に全米各地のジャズフェスに出演 NYでの活動後に1990年に帰国いる 多くのゴールドディスクに選定されているのだそうな
スペシャルゲストとしては 渡辺香津美と山下洋輔です
渡辺香津美は最先端のインストゥルメンタルを創造し 日本が世界に誇るギタリストとして認知されている
山下洋輔(ピアノ)は フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与えたことでよく知られている
今回も肘で鍵盤を鳴らす独自の奏法を披露して拍手が大きい
白のパンツに黒のベストがよく似合います
とても古希を超えているとは思えないエネルギーを感じました
【古野光昭フルノーツwith渡辺香津美・山下洋輔 スーパージャズコンサート】は 2010年に一度だけ静岡県富士市で開催されて以来の公演だというのだから 出掛けてよかったのでしょう
アヴェ・マリアとラヴェルのボレロが印象的でした
古野光昭は わかりやすいJAZZのための催しや 障害者へのコンサートや キッズへの演奏会など幅広く活動を展開していることを知りました
アンコールは「A列車で行こう」(Take the ‘A’ Train) エリントン楽団のテーマ曲であり ジャズのスタンダード・ナンバーの一つです
この曲の題名と歌詞には 「(ジャズを楽しめる)ハーレムに行くなら 速く行ける ‘A’ 看板の電車(すなわち ‘A’ train = 8番街急行にお乗りなさい)」と言う意味がこめられている
古野光昭らしいアンコール曲の選択なのでした