Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

独酌独話 “ 和らぎの水 ”

2018-01-11 14:49:32 | のんびり歩いて

独酌独話 “和らぎの水”

加齢とともに去りぬ と言う訳にはいかないのです
年齢を重ねると酒量が減ってきました
そして簡単に酩酊してしまいます
少量の飲酒で気分よく酩酊するようになって経済的なのだ などと喜んでばかりもいられない
年頭 お正月だと言うことで和酒を飲んだのですが加齢とともに弱体を実感

その原因 Ⅰ
加齢によって肝機能が低下し アルコールの分解能力も低下していること
若年の頃と比較すると仮に等量の飲酒でもアルコールを分解するスピードが遅い為にアルコールの血中濃度が高くなってしまう
具体的に分解スピードがどのくらい落ちていくのか 仔細なデータはないようです
加齢によって肝臓も年老いていくのでしょう
 アルコールはアルコール脱水素酵素(ADH)の作用でアセトアルデヒドに変わり アルデヒド脱水素酵素(ALDH)の作用で酢酸に変わります
ALDHの働きが弱い人では悪酔いや顔を赤くする原因物質であるアセトアルデヒドの分解が遅い為にアセトアルデヒドが体内に残りやすい - とまぁ教科書にもある「お酒に弱い人」の解説ですが 過度の痛飲の過去を持つ身としては頭が痛い!ところです

その原因 Ⅱ
加齢によって体内の水分量が低下していること
ヒトの体内の水分比率は新生児期には約80%であるが 加齢とともに水分比率は低下していきます 高齢者になると約50%台になってしまいます
飲酒によりアルコールは体内の水分の中に溶け込むのですが水分量の減少により血中のアルコール濃度が高くなりやすい
そしてまたアルコールには抗利尿ホルモンの分泌を抑制する作用がある
利尿作用により尿量が増加して脱水が進み血中アルコール濃度は上昇してしまう

さてここで朗報(?)水分補給です
和らぎの水はどこにある
“和らぎ水”とは簡単に言うとチェイサー 「お酒を飲む際に酔わないようにするために合間に飲む水」でしょうか
チェイサーは「chase」(追う)er つまり“追い水”と邦訳した方がよいのかも知れません
“和らぎ水”日本語の文字通り和らぐ言葉だと思います
良い“和らぎ水”としては各酒蔵には仕込み水を“和らぎ水”として販売しているところもあるそうですので調達してみたい
 とは言ったものの肝機能や体内水分量を若年のレベルに引き戻すのは不可能であることから酒量を減らしていくことが対策なのでしょうか
加齢とともに去りぬ とはなかなかいかないのですが

年齢に関わらず タフに生きていくためには時々なにかに酔わなくてはならぬことがあります
そして酩酊(泥酔ではない!)と言うのはその瞬間は人を助けてくれるものだと思う
自己陶酔で救われることが間々あるのです
現実逃避なのかも知れないがそれで新しい活路が見えてくることがある
まして心優しい相手と酩酊できるのは至福のひとときと言うものだろう
君は どう思うでしょうか!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿