先週の「エール」
裕一が慰問に行った場所はビルマでしたよね。
ビルマは今のミャンマーでインパール作戦が行われたところ。
実際に行った古関さんの慰問場所はそこではなかったらしいけれど、
昔見た「ビルマの竪琴」の映画を思い出しました。
日本軍の一部隊が合唱で慰め合っていて、
その中にいた水島上等兵が、
ビルマに残る話。
仲間の日本兵が一緒に日本へ帰ろうと言っても、
インコを肩に載せながら、
「仰げば尊し」の曲を涙を流しながら、
竪琴で奏でるだけ。
竪琴を弾き終わると、
深く頭を下げ森の中に入っていく。
澄んだ音色の竪琴の音が耳に沁みついていて離れない。
映画は1956年と1985年共に市川崑監督で作られている。
前者は安井昇二さんが水島上等兵で、
後者は中井貴一さん。
どちらもTV放映で見ているが、
中井貴一さんのほうが印象に残っている。
映画の中でも色々な歌が歌われていた。
テーマ曲の埴生の宿はもちろんのこと、
菜の花畑、荒城の月、旅愁・・・
ふけゆく秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとり悩む
恋しやふるさと なつかし父母
夢路にたどるは さとの家路
ふけゆく秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとり悩む
「エール」で、
裕一は自分が作曲した音楽が若者を戦争に駆り立てたと悩むが、
音楽は寂しい心を支えてもくれるし、
心を耕して、
柔らかにもしてくれる・・・
土日コメント欄閉じてます。