今世紀、世界最長の皆既日食が日本の奄美大島・屋久島あたりで見られる。この頃まで生きてるかと思ったが、かろうじて生きていそうだ。日食は興味が持てずとは20世紀をもってさよならし、今は無縁となったが、しかし、来るべき現象は必ず来る。1年に1回程度、太陽が欠ける時間の量の差はあれ、シベリア、南太平洋、アフリカ・・・・etc.世界各地でこの現象はある。2009年のものは、日本の南の島で観測できるが、金環食はない。世界からの観測隊の集結はともかく、この魅惑的な観測に人生を捧げ、職を転々としたり、フリ-タ-をしている人もここ一番、これは集まる絶対に外せないだろう。老いも若きも、富者も貧者も集まる。物干し台に天体望遠鏡を据えて、夜空を観測している少年の心が、観測する人たちにある。もう、現地の観測絶好の場所を押さえる陣取り合戦、跋扈している奴らもいるだろう。十島村のHPにも掲載されているが、観測の条件がある。快晴率が抜けているが、観測者なら誰でも承知だ。南の島じゃ太陽が欠け始め元通りになるまでの間、温度は下がる、下がりようによっては、風も吹く。スペクタクルなキリスト映画を見ているような現象が起こる。書き始めるときりがない。歌劇「イ-ゴリ公」の日食でふと思い出して、また忘れていた。映像の興味のある方はhttp://www.live-eclipse.orgへ。
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