新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

前門の「雲」、後門の裏番組

2009-12-13 18:38:42 | テレビ番組

まず、

今夜(14日)の日曜劇場 JIN -仁- 第10話の放送時間は、5分拡大して、よる9時~9時59分です。


録画予約されている方は、もう一度チェックしましょう。

   

で、11/23の「労咳とは老害ではありませぬ」で、JIN -仁-第6話第7話の感想を書きながら、第8話第9話を素通りしていました。
そこで、第10話放送の3時間前と、なんとも中途半端なタイミングですが、乗りかかった船みたいなものですし…。

私は村上もとかさんの「JIN -仁-」を読んでいませんので、ドラマのどこまでが原作に基づいたものか、どこからが脚本の森下佳子さんのオリジナルなのか判りませんけれど、それにしてもよくできたドラマです。

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091213_1_1日曜劇場 JIN -仁-は、一貫した大テーマと、各話に小テーマが入れ籠のようになっていて、登場人物がそのテーマについて対照的だったりそっくりだったりと、なんとも綿密な構想と手練手管を駆使してつくられていることがひしひしと感じられます。
しかも、限られた放送時間・放送回数の中に、それらが組み込まれていることには感心します。

本(脚本)良し、役者良し、絵良し、音楽良し、演出良し、プロデューサー良し、と来れば、毎回ウルウルしてしまうのもやむを得ないでしょう。

   

さて、第8話と第9話のことです。

第8話のテーマは「人の器、人の天分」と「お金の重み」、第9話のテーマは「度胸と心意気」あるいは「プロ意識」だったと解釈しています。

両話とも、こんなテーマに沿って、名セリフ満載でした。


先生は金策なんかできなくていいんだよ。人にはそれぞれ天分というものがあんだからよ←上に立つ人は部下の天分を見極めてあげあきゃねぇ


がございません ←相変わらず、栄さん、良い味を出してらっしゃいます


こんなことせずとも、芸だけで名を上げてみせるさ。

女郎と同じことをしながら。血を吐くような思いで芸を磨き、やっと手にした。これはそういう金なんだよ。


女郎のくせに、嘘さえもつきとおすこともできず。
おのれの気持ちに嘘はつけませぬ。せんないものかと思いますよ。


先生、その金、返さなくてもいいから。金を貸すなんてせこい真似は嫌れぇなんだよ。


脈が、速いです。
どんな嘘つきでも、これだけは嘘をつけんせん。この音だけがあちきの真でありんす。

火事場で死ぬのは火消しの本望だ。だがな、喉切られて死んだんじゃ仙吉は死んでも死に切れねぇ。それが火消しの心意気だ。
助けられる命を見過ごしては私が死んでも死にきれません。それが医者の心意気です。


よいところには持ち込めんしたが、火事に負けんした。


けんど、つらいものでありんすなぁ、袖にされるというのは。色恋を生業としながらさよう心なぞ、あちきにはまったく判らず。まことに良いことを教えていただきんした。


遊女の涙は嘘の華。色恋に真の涙など流しては、花魁の名がすたりんす。

こうすれば、顔、見えん。←かっこよすぎです、龍馬さん


「名セリフ」というわけではありませんが、遣手婆(やりてばばあ)のこのセリフは、仁先生ならずとも、え?でした。


では、おしげりなまし。


意味をテロップで入れない粋な演出に拍手です。

第8話は、シリーズ最高の視聴率(関東地区 22.3%)を叩き出し、このまま最終話まで突っ走るかと思ったところ、第9話はシリーズ最低の16.1%に沈んでしまいました。
逆に第9話の裏番組「行列ができる・・・」は、JIN -仁-が凹んだ分をそのまま上乗せして高視聴率をget。
それにしても、タレントが自分の離婚について語るというだけで、それだけの視聴者がチャンネルを変えるものですか…。う~む、です。
こんなスキャンダル・ネタを繰り出して視聴率を取りに行く番組づくり、かなり情けない(作り手だけでなく、そんな他人の不幸に興味津々な視聴者も)と思う反面、自分の離婚を番組で語った某タレントは、「プロ」だと感心します。これだって、「タレントの度胸と心意気」なんだと思います。ただ、それでどれだけの人が幸せになれた?

   

今夜の第10話は、「坂の上の雲」に前30分を浸食され、かつ、裏番組には「さんま&SMAP美女と野獣のクリスマススペシャル'09」なんぞというスペシャルが組まれているし、なかなか大変です。

もっとも、私はJIN -仁-を楽しめればそれでOKですので、他の番組がどうあろうと、私には関係ありんせん

たまたま毎日新聞のサイトに「JIN―仁:注目のラストへ」と題する緑山スタジオの取材記事が載っているのを見つけました。是非ご覧なんし。

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のだめカンタービレ 第23巻、そして映画「最終楽章」

2009-12-04 22:03:35 | テレビ番組

11月27日の「かな~り軽めの雑感を2件」で、それこそ軽ぅ~く触れた「のだめカンタービレ 第23巻」の感想などを書きます。

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11/27にも書きましたように、この第23巻が、8年間にわたった連載のフィナーレです。

091204_1_1


第22巻の極めて簡単な感想のようなもの、8月17日の「CDを2タイトル、発注!」では、こんなことを書きました。


「のだめカンタービレ #23」は今年11月に発売の予定らしいです。
一方、制作中と伝えられる映画の方は、今年12月19日に前編、来年春に後編が公開されるんだそうで、そのタイミングからして、何となく(確信ではありませんぞ)「のだめカンタービレ #24」まであって、それが最終巻になるような気がしています。


本編フィナーレは第23巻ですので、8/17日の予想はハズレ。それは判っていて読み始めたのですが、半分くらいまで読み進んだとき、もしかして第24巻まであるのではないかと、本気で思いました。
とても残りの約90ページで物語の最後までたどり着けると考えられなかったのですヨ。

でも、ホントに第23巻で終わりでした。
確かに「これで終わり」と言われれば、1/3程度は「それもあり」かと思いつつも、な~んだか、あっけなさ過ぎる気分が2/3程度…。

もう1回、第1巻から通して読んでみます。これで印象が変わるかな?

   

気がつけば、実写版「のだめカンタービレ」のフィナーレ「最終楽章」の前編の公開が2週間後に迫ってきました。

091204_1_2

とてもとても楽しみです。久しぶりに映画館へ足を運ぼうかとさえ思っています。
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」よりも、「のだめ」の方がずっと楽しみ

なんでも、「最終楽章」の前後編とも、のだめのピアノは当代一流のこの方が弾かれるんだそうな。

091204_1_3

気合いが入っています

   

それにしても、実写版「のだめ」を観ていると(何度観たことか)、ティンパニの真澄ちゃんと「JIN -仁-」の橘恭太郎さんを同一人物(小出恵介さん)が演じているとは、とても思えません
恐るべし小出さん・・・。


そして・・・:2010/02/03 「のだめ」24巻、そして…、ムキャアア-!! デス

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期待を裏切られたって感じ

2009-11-29 20:57:33 | テレビ番組

かなり期待を持っていたNHKの「坂の上の雲」。

見始めて十数分で、「ありゃ」、二十数分で「あれまぁ~」、三十数分で「もう、いいっ」。

チャンネルをボクシングに変えました

世の中のウケはともかくも、私がTVドラマで最も忌み嫌っているのは橋田ドラマの「説教臭い長ゼリフ」とNHKの連ドラにありがちな「ナレーションで説明いたします」の2タイプ。

この「坂の上の雲」は、まさしくNHK連ドラの悪しき伝統にはまってしまった感ありありです。

こんな演出で、2年以上保たせるつもりなのか?

後日、気が向いたら録画したのを観るつもりではありますけれど、こりゃちょっと…、です。

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労咳とは老害ではありませぬ

2009-11-23 10:39:08 | テレビ番組

ふと、Googleの「急上昇ワード」を見たら、1位は「労咳」でした。そして4位には「ヤマサ」(ヤマサのサイトがアクセス集中でサーバーがダウンしたらしい)。こりゃ、どう考えても、ゆうべ、日曜劇場「JIN -仁-」を観た人たちがググったのでしょう。32位には「緒方洪庵」先生も・・・。

091123_1_1

で、気になったのは27位の「老害とは」です。「洪庵先生のようなお年寄りが罹る『ろうがい』ねぇ…?」とググった人が結構いたということでしょうか。

   

さて、その日曜劇場「JIN -仁-」第七話もよかったぁ~
毎回、心に染みるシーンやセリフが止めどなくあふれ出るドラマですが、今回はなんといっても洪庵先生と仁先生とのツーショットでしょう。とりわけ響いたのは、労咳が未来には治る病気になっていると聞いて「はぁ~」と本当にうれしそうにされている(なぜか敬語)シーンでした。第六話での佐分利先生を一喝するシーンともども、洪庵先生の「」としての素晴らしさが伝わってきます。医学の知識や技術では仁先生には到底かなわない洪庵先生ですが、心・身・財を医学に捧げてきた洪庵先生の人生そのものが仁先生を含めて周りの人を惹きつけるのでしょう。知識や技術を教えるだけの人では「師」と呼べない、そんな気がします。

第六話・第七話で頭に(心に?)残ったセリフをメモっておきます。

ご公儀の「ひ・み・つ」ってやつぜよ
かまわん、かまわん、先生、
やれ
道を拓くということはな、自分だけの逃げ道をつくることやない
欲があるき、わしゃ、前に進んでいける。欲は生きる源じゃ

死にかかっているのは人ばかりじゃないんだぜ。この国だって死にかかってんだ
人には「いかに生きるべきか」天命を授かる時が来るといいますから
きょうは蒸しますね、先生
列強に負けんような海軍は、こん国のペニシリンになるぜよぉ~
未来は平らな世でございますか
先生のその寂しさ、この洪庵にお分けください。洪庵、冥土に持っていきます
皆が楽しゅう笑い合う、平らな未来をおつくりください。国のため、道のため
おいらは幕臣だよ。幕臣だからできることが山のようにある。が、幕臣だから飲まなきゃなんねぇこともある

と、まぁ、決めゼリフ続出のドラマですが、全編を通じて一番良くでてくるセリフは、

はい (野風さんのあいを含む)

でしょう。気持ちいいです、「はい」。

   

第六話でそれぞれの理由で激しく落ち込んだちゃんと恭太郎さんの橘兄妹でしたが、その後の二人が向かう方向は逆のようです。常に前向き志向の咲ちゃんは大丈夫だと思いますけれど、抱え込むタイプっぽい恭太郎さんは危なそうです。
それにしても、内臓を目の当たりにして動けなくなってしまい(荒くなってしまった息でマスクがヘコヘコする描写が良かった…)、手術の介助役から外されてしまった咲ちゃん、その後の落ち込みは凄く理解できます
ひとごとではなく、よ~く判ります、あの情けなさ・・・。
こんな体験、よほどの優等生か何も考えない人でない限り、誰にでもあるのではないでしょうか。

   

ビジュアル面でも良くできてます、このドラマ。

例えば、第六話で、刺客に追われた仁先生を「逢い引きのメッカ」に連れ込んで藪に潜む咲ちゃん、あぁ見つかった!というシーン。
刺客の視覚に入ったピンク色の着物、よ~く見ると、咲ちゃんの着物と柄が違う

私、このシーンで「羊たちの沈黙」のクライマックスを思い出してしまいました。

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また、刺客が周りのカップルたちに追い払われて、咲ちゃんの足の裏がペタンとひっくり返る描写も、助かった安堵感が出ている良いシーンでした。

第七話では、ペニシリン工場の焼け跡を呆然と見つめる洪庵先生に傘を差し掛ける謎の人物(石丸世界の車窓から健二郎さん、一見すると悪徳商人っぽいぞ)、洪庵先生が「濱口さま」と呼びかけ、かつ、ちらちら見える傘に書かれた紋(現在の商標とは微妙に違います。さて、どこでしょうか?)、観る人が観れば、この人物が七代目 濱口儀兵衛さんだと察せられるように撮られています。もっとも、すぐにネタバラしがありますけれど・・・。

   

毎週日曜日の夜を待ち遠しくしてくれている「JIN -仁-」ですが、残すところあと3~4回しかありません。どう落とし前をつけてくれるのでしょうか? ドキドキ、ワクワクです。

そうそう、忘れちゃいけない。来週の第八話は、

11月29日 よる9:25から

ですよ。予約録画される方は重々ご注意ください。

それから、第八話の予告編の後で主題歌のMISIA「逢いたくていま」CDプレゼントのお知らせがありました。でも、たった「100名様」ですので、自分で買ってしまいましょう

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日曜劇場「JIN -仁-」 は引き続き好調のようで

2009-11-03 14:05:01 | テレビ番組

日曜劇場「JIN -仁-」は、おとといの第4話も高い視聴率だったようです。

第1回の2時間枠スペシャル版以降も、高いクオリティが保たれていますし、第4話からは、野風花魁も本格的にドラマに絡んできて、ますます目を離せなくなってきました。セットや小道具も細かいところまで気が行き届いている感じで、見ている私も先生と一緒に江戸時代にタイムスリップした気分です。

どの登場人物もとにかく魅力的 で、一度お会いして、お話ししてみたいと思う方々ばかりです。ただ、橘 栄さんだけは、ちょっと…かな。実在の人物の坂本龍馬勝麟太郎(海舟)緒方洪庵を演じる内野さん、小日向さん、武田さんは、私が漠然と持っていたイメージとあまりにぴったりで楽しすぎます。
また、仁先生を巡る二人の女性、橘咲ちゃんと野風花魁は、正反対に近い境遇と性格(これはまだよく判らない)ながら、どちらも素敵です。(今後、綾瀬さんは時代劇に引っ張りだこになるかも・・・)
第4話の野風中谷花魁は、これまた良かったでありんすなぁ。当時のスーパースターセレブ中のセレブ社交界の女王の雰囲気が漂っておりんす。

特に、花魁としての矜持と一人の人間としての感情とがぶつかり合ったような

おやじさまには亡くなってもらったら、どうにも困るのでありんすよ

のセリフは響きました~

   

あ、そうだ。5月18日に記事「葛城花魁に会いたい!~『吉原手引草』読了~」で紹介したこの本、江戸時代の吉原遊郭・花魁・女郎はこんな感じだったのかなと、判る感じがしてお薦めです。

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それと、この本もお薦めです。

氷川清話 (講談社学術文庫) 氷川清話 (講談社学術文庫)
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勝海舟からの聞き書き集です。話し言葉で書かれていますから、読みやすいと思います。
これを読むと、ますます「勝 小日向 麟太郎」が実在感を帯びてきますよ。

   

5月18日の記事に書いた落語の「明烏(あけがらす)」は、「JIN -仁-」第4話にも登場していましたねえ。
超カタブツ&世間知らずの息子の将来を心配した大店の旦那が、近所の遊び人に頼んで若旦那を吉原に連れて行ってもらう噺です。遊び人は「浅草の裏っ手にある大層御利益(ごりやく)のあるお稲荷さんに行こう」と若旦那をだまして吉原に連れ込むのですが、お茶屋に着いて、ようやくそこが本を読んで知っていた吉原だと知った若旦那は、家へ帰してくれと泣きじゃくるありさま。おかげで、座はシラけるばかり。ところが、「カラス カァ」で夜が明けてみると・・・。

「JIN -仁-」第4話では、龍馬が「明烏」に登場する遊び人、仁先生が若旦那になぞらえられていて、うまい脚本(原作?)だと思いました。

私は「明烏」のCDを、古今亭志ん朝師のと、瀧川鯉昇師のと2枚を持っていますが、やはり若旦那モノは志ん朝師のが格別です。

落語名人会 (1) 古今亭志ん朝(1) 「明烏」「船徳」 落語名人会 (1) 古今亭志ん朝(1) 「明烏」「船徳」
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おや、このCDは絶版ですか。別のカップリングかBOXで聴くことはできるんじゃないかと思いますが、よく判りません。

   

「JIN -仁-」絡みでもう一ネタ。

私が8年前に買ったこの本も絶版だそうで、結構高い値段で古本が売りに出ています。

保存版 古写真で見る江戸から東京へ 保存版 古写真で見る江戸から東京へ
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古本のお値段は14,000円以上だそうです。そりゃ高いです。もともとの3,990円だって私は思いきって買ったくらいですから。

でも、中味は楽しい本ですよ。江戸末期から明治初期まで約500枚の写真が載っています。例えば、この写真。

091103_2_2

文久3(1863)年頃に外国人写真家が愛宕山から撮った写真らしいです。ちょうど仁先生が江戸にいた頃です。
地べたに這いつくばるように視界に広がる白壁と瓦屋根は、外国人にとっては物珍しい眺めだったのでしょうねぇ。

   

と、こうして私のコレクションを並べてみると、私が「JIN -仁-」にハマる要素はもともとあったということなのかもしれません。

毎週日曜日の午後9時が楽しみです

第6話・第7話の感想のようなもの:09/11/23 労咳とは老害ではありませぬ

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大曲の花火

2009-08-24 06:44:51 | テレビ番組

土曜日(22日)の夜、私はNHK BS-hi で「大曲の花火」の生中継を楽しみました。

先週の土曜日には秋田にいて、来週の土曜日も秋田にいるはずなのに、なぜ今夜はここ(浦和)にいるんだ?」などとグチをこぼしつつも、TV桟敷で見物です。

で、花火が素晴らしかった、ハイビジョン映像が素晴らしかった、音が凄かった

音はTVのものをミュートして、ステレオセットから出していたものですから、その臨場感たるや、救急車が会場の雄物川沿いを走っているのか、うちの近所を走っているのか判らなくなるほどでした。そして、サブ・ウーファが大活躍 迫力の低音を響かせておりました。

ちょうど折悪しく、HDDに録画した別の番組をBlu-rayにダビングしている最中だったもので、ダビングが終わるやいなや、途中から録画を開始しました。

YouTubeにも、現場で撮影した映像をアップされた方がいらっしゃり、さっそく拝見いたしました。

</object>

なかなか上手に撮影していらっしゃいますけれど、いかんせん、家庭用カメラで撮影するには「大曲の花火」はワイド過ぎる フレームからはみ出しまくりです。

このYouTubeで流されている「大会提供花火」(中ほどで登場する、パラシュートで吊されて、ゆらゆら落下する赤い火はホント、幻想的でした)は、しっかりとうちのBlu-rayレコーダのHDDに録画されていますので、保存版にしておきます。

   

この夜、会場に集まった観衆は、主催者発表で68万人 (地元のニュースはこちら) 95万人弱を集めた隅田川花火大会に比べて少ないじゃないか、とお思いでしょうが(実際に少ない)、台東区と墨田区の人口は両区を合わせて約41万人であるのに対して、大曲は、大仙市に統合される前の大曲市の人口は4万人弱(その後、減ることはあっても増えることはあり得ないでしょう)と、典型的な田舎の小都市です。
普段は4万人しか暮らしていないところに70万人弱の人々が押し寄せる…。私には想像できません。ちなみに、秋田県の人口は110万人弱らしい。
一度だけ観に行ったことがあるという母によれば、「(駐車場から会場まで)歩かさいで、歩かさいで、人混みにもまいで…。二度と行きだくね(秋田弁)」だそうです。

噂に聞く「大曲の花火」に行ってみようか、お思いの方、相当な決心と準備が必要ですぞ。

好天に恵まれる保証もありませんし。

でも、TV中継を見ていると、やはり生で見たい気がしてきます。

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マイケル 死す

2009-06-27 01:09:05 | テレビ番組

去る6月8日、このブログでマイケル・ジャクソン絡みの記事 「『人民網』が『東スポ化』?」を書きました。それから3週間も経たないうちに、マイケルが突然、逝ってしまいました。
マイケルは長生きしようと思っていないだろうし、長生きはできないだろうな、と考えていましたが、それにしても急でした。
ミュージシャンとして、アーティストとして、セレブとして、そして、ゴシップメーカーとして、マイケルはずっと語り継がれることだろうと思います。

   

私にとってマイケルと言えば、まずは「東スポ」です。
昨日(6月26日)発売の東スポの1面は、当然のようにマイケルでした。
090627_1_1
あれだけマイケル ネタを追い求めてきた東スポにしては、かなり普通の紙面です。
が、これだけで終わったら、「マイケルが大好き」の東スポの名が泣きます。
案の上、「芸能面」で、かなり控えめながら、東スポらしい記事を載せていました。
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ネタの宝庫」の見出し、そして、「本紙も長くお世話になりました…合掌」。

マイケル逝去の報が流れてから、編集~印刷~発行の時間が短く、まだまだ気持ちの整理がついていなかったのではないかと思わせる記事です。

でも、東スポのことです。そのうち、またあ然とするマイケルネタの見出しを掲げることでしょう。
たとえば、「マイケルのクローンを発見か?」とか…。(これもまた、東スポの愛情表現でしょう)

   

もうひとつ、私にとってマイケルと言えば、「ウガンダのスリラー」です。

この「オレたちひょうきん族」のビデオを見ると、かつてはバラエティ番組がしっかりと作られていたし、タレントがまさしく才能を発揮していたんだな、と思います。

ウガンダ・トラさんが亡くなって、1年ちょっとが経ちました。
本物のマイケルも、日本版のマイケル・ウガンダ・ジャクソンも、もうこの世にいないんですね。

   

マイケル・ジャクソンほど「スーパースター」の名に値するアーティストって、そうそういるものではありません。数十年に一人(一組)出現するかどうかくらいだと思います。


合掌。

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どうぶつ奇想天外が終わってしまう…

2009-03-29 20:38:53 | テレビ番組

私の家のTV、ここ数年、日曜夜8時は電源が入っている限りTBS「どうぶつ奇想天外」が映っていました。
もともとNHKの大河ドラマが、一貫して続く番組作りの手法が嫌なもので、全然観ていなくって、どんなに話題になろうと、視聴率が高かろうと、ひたすら「どうぶつ奇想天外」を見続けてきました。
ここしばらくは、19:30からのNHK「ダーウィンが来た」を見て、20:00からは「どうぶつ奇想天外」、20:50頃からはNHK-E「新日曜美術館 アートシーン」(新日曜美術館の本体は予約録画)、21:00からは、内容によって「NHKスペシャル」かTVの電源OFF、といった「日曜夜のTVライフ」を続けてきました。
こんな習慣が、「どうぶつ奇想天外」の終了(「新日曜美術館」も終了)と共に終わってしまいます
あちこちからの報道(かなり"噂話"に近いものが多し)によれば、昨年のNHK「篤姫」にまるっきし歯が立たなかったこともあって、TBSの経営も以前ほど楽ではないご時世だし、この際、高コストの「みの もんた」を削ろう、という思惑があるとか無いとか…。あくまでも「うわさ話」のたぐいですので、真に受けないでください。
でも、私の場合、「どうぶつ奇想天外」でのみの氏の比重って、めりゃくちゃ低いんですけど。
今夜の最終回を観て思いました。これほどの番組を無くしていいのか、TBS
激しく寂しいぞ

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買ってしまったぁ~

2009-03-16 21:25:37 | テレビ番組

きっかけは、去年の正月に2夜連続で放映されたスペシャル・ドラマでした。
私、連ドラを見なくなって久しいのですが、このドラマの評判は耳にしていました。それでも、途中から連ドラを見たとしても、そして、気に入ったとしても、放送済みの分は空白になるわけで、結局、放っていました。
ですが、スペシャル・ドラマなら、前段部分を見ていなくても理解できるように作っているだろうと思い、録画しつつ観ました。そして、見事に嵌りました
それ以降、何回観たかなぁ、録画した「のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ」を…。
昨年秋~冬には、BSフジで放映された全11回の再放送を録画し、保存用としてBlu-rayディスクにダビング。ディスクに落としたのですから、HDDからは消去しても良さそうなものですが、何となく消すのが惜しい気がして、もっぱらHDDに録画したものを時々観ています。何回観ても、いいです。ホント、嵌っています。
   
「新春スペシャル」の録画を観た何度目だったか、のだめが少年合唱団が歌うモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」に出会う重要なシーンとなった教会(の外観)にビビッときました。
あれ?この教会って、もしかして…、と、「トイレからの脱出」事件が発生した欧州出張のアルバムをめくりました。そして、ビデオをストップモーションにして、私が撮った写真と見比べると、まさしく、ピンポ~ンでした。

Photo

ドラマでもそういう設定だったように、私も「あれ、こんなところに教会がある」と思う出会いでした。
この教会、サン・ジェルヴェ教会という、結構有名な教会のようです。
   
それはともかく、この記事のタイトル「買ってしまったぁ~」ですが、買ったのは原作のコミック#1~#21。まとめ買いしてしまいました。ぎゃぽ!です。

Photo_2


つづき:09/08/17 CDを2タイトル、発注!

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さ、クラプトン&ベックだ!

2009-02-22 15:49:38 | テレビ番組

予定を2時間繰り上げて、仙台から戻ってきました。

(指定券を変更したら、手続きを間違えて300円損してしまいました)


Clapton_and_beck001

そして、先週金曜日にNHK BS-hiで放送された「ワールド・プレミア・ライブ:ジェフ・ベック」の録画を鑑賞して、とりあえず気持ちをMISIAからクラプトン&ベックに切り替です。

この番組、07年11月のRonnie Scott'sでのライブを収録されたもので、クラプトンもゲスト参加しています。既にCDでは発売されていて、まもなくDVDも出ます(Blu-rayはよく判りません。発売しようと思えば可能のはず)。


で、番組の本体(ライブ映像)はまったく問題ないっつうか、ひやっほ~て感じなのですが、番組の冒頭と最後にあるクリス・ペプラーとRENAのトークはまったくいただけませんいや、「いただけない」どころか、邪魔、いやいや、体に悪い!トークの内容はともかくとして、なんのつもりか、画面がゆらゆらとダッチロールするのですよ。

「ワールド・プレミア・ライブ」は初めて観ましたので、これが番組のスタイルなのかもしれませんが、観ていると酔ったような感じで気持ちが悪くなってきます。CMで「脇役が主役より目立つな!」というのがありますけれど(映画「蒲田行進曲」にも同じ話が出てくる)、スタッフがしゃしゃり出るのは勘弁して欲しい。ホント、頭に来ていて、NHKに苦情を持ち込みたい気分です。

それはともかく、そろそろ「さいアリ」に向けて出かける準備をしなければ。

 

あっ、フェブラリーSの発走時刻だ!(と、TVのスイッチをON。馬券を買うどころか、検討すらしてません)

へぇ、サクセスブロッケンねぇ。ここしばらく勝ち鞍から遠ざかってたからオッズは高いし、ずっと追っかけていた人は美味しいだろうなぁ。

つづき:09/02/23 クラプトン&ベックに行ってきました

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