ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

五月は間もなく終わる

2018-05-26 12:54:24 | Stroll
疲れたねぇ。……と1人でつぶやく。

昨日の夕方、散歩に出る。1人で。





  繍線菊(しもつけ)やあの世へ詫びにゆくつもり    古館曹人

ふと、この俳句を思い出す。誰が誰に詫びるのか?


 紫陽花


 コマツヨイグサ


 ヒメジオン


 マンネングサ


 首が痛くなるほど見つめていたけれど、花の咲いたところを目撃したことがない「ユリノキ」
 いつ咲くのかな?蕾がどれかもわからない。


 昨夕の宵月



野の舟忌・詩人清水昶

2018-05-18 11:36:49 | Poem
5月30日は、詩人清水昶氏がお亡くなりになってから7年の歳月が流れました。

その日に、清水昶氏の盟友・福島泰樹氏の絶叫コンサートが行われます。

file:///C:/Users/owner/Documents/simizuakira.pdf

 ↑のPDFをコピー&ペーストで開いてください。


野の舟  清水昶

うつぶせに眠っている弟よ
きみのふかい海の上では
唄のように
野の舟はながれているか
おれの好きなやさしい詩人の
喀血の背後でひらめいた
手斧のような声の一撃
それはどんな素晴らしい恐怖で海を染めたか
うつぶせに眠っている弟よ
きみが抱え込んでいるふるさとでは
まだ塩からい男たちの
若い櫂の何本が
日々の風雨を打ちすえている?
トマト色したゆうひを吸って
どんな娘たちが育っているか
でもきみは
おれみたいに目覚めないことを祈っているよ
おれは
上半身をねじって
まっすぐ進んでゆくのが正しい姿勢だと思っているが
どうもちかごろ
舌が紙のようにぺらぺらめくれあがったり
少しの風で
意味もなく頭が揺れたりして
もちろん年齢もわからなくなっている
だからときどき
最後の酒をのみほしたりすると
はげしい渇きにあおられて
野の舟の上でただひとり
だれもみたことのない夢へ
虚無のように
しっかりと
居座ってみたりするのさ


《詩集・野の舟》より。

生き急ぐ春の野花

2018-05-07 15:16:30 | Stroll
毎日多忙です。贅沢な多忙です。
春は、毎日のように野の花が咲きます。いろいろと。


 ウマゴヤシ とっても小さな花です。




 コメツブウマゴヤシ  ウマゴヤシよりも背丈も花も大きいですね。


 ニワゼキショウ


 アカバナ


 ムラサキツメクサ


 ハナヤエムグラ 1輪が直径4ミリほどの花です。

小さい花が好き。

外来種

2018-05-03 15:13:11 | Stroll


ヤセウツボが、外来種だということで、思い出しました。

ヤセウツボが、シロツメクサに寄生しているけれど、これも外来種なのよね。
江戸時代に、オランダから運ばれたガラス製品の梱包の時に、緩衝材として、
乾燥させたシロツメクサが詰め物として使われていました。それが帰化して、
「詰草(つめくさ)」と呼ばれ、白い花の詰草の意で、「白詰草」と命名されたのよね。









ヤセウツボは、どのようにして日本に帰化したのかしら?
今年初めて出会ったので、これから考えよう。

ヤセウツボ

2018-05-01 13:08:47 | Stroll
今春、初めて出会いました。
不細工ですが、ニューフェースです。

シロツメクサの群生のなかに、ニョキニョキと。





ヘンな色ですが、葉緑素を持たない、寄生植物です。
ここでは、シロツメクサに寄生しているようです。