ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

柔能く剛を制す

2021-07-24 21:08:02 | Word

オリンピックの柔道の試合を観ながら、亡き父の言葉をしきりに思い出していました。

父は上京後の大学時代は、講道館で柔道の稽古に励み、時には警察官の柔道指導も

やっていたらしいのです。

小柄な父は、オリンピックの柔道の試合が、選手の体重に応じて相手が決められる方法に、

かなり抵抗があったようでした。

それを、懐かしく思い出していました。


文学は無名の状態を目ざす

2019-02-22 11:07:16 | Word

新しい詩集を出して、後悔と期待がないまぜになっていて、あまりよろしくない心理状態になる。

ひどく、つまらない。いや、これでいい。様々な波が寄せては返す。

このフォスターの言葉に救われるほどに、私は優れた詩人でもなくて、また悲しい。

言葉よ。届け。


「戦前と違う」とは思わない 半藤一利

2017-04-21 21:41:53 | Word


昨日の朝日新聞から。
思わず切り抜いて、忘れないようにしたいと思いました。

いくら、のほほんとしている私ですら、今日の日本の状況はかなり危機に瀕していると感じます。
ましてや、86歳の半藤一利氏にとっては、戦争の記憶があるわけで、その上お父上は「治安維持法違反」で逮捕されたとのこと。
これらの記憶がある世代からの貴重な警告です。

今日は天気がいいね。

2016-09-25 00:09:37 | Word


なんて素敵な先生でしょう。鶴見俊輔さん!

高校時代、わが校は女子高だったけれど、男子校にはユニークな先生がいらした。
新入生を迎えた担任教師が、まずすることは生徒の名前を覚えることだとおっしゃったそうです。
生徒に名札をつけさせたり、体育着にもつけさせたり、するのは反対だったそうです。


とても大事なことは、朝礼の訓示ではなく、教師が生徒たちを見つめることね。

「あ」が安いから「あ」をたくさん使おう

2016-07-27 16:49:19 | Word




7月22日の「折々のことば」は思わず立ち止まりました。望月通陽さんが谷川俊太郎さんにおっしゃった言葉だそうです。「ら抜き」言葉で書こうとする人には「ら」の値段をつりあげましょうか?

確かに言葉には金銭がかからない。紙とペンがあれば詩は書けます。考えたこともなかったわ。染色家や造形作家や画家には、絵具、素材、道具、などなど様々なものが必要ですね。かの「フェルメール・ブルー」は高価な「ラピス・ラズリ」が必要だったし。


自由にふんだんに言葉は使えるのだから、よき詩人になりましょう。(自戒)