東京藝術大学大学美術館 ヘレン・シャルフベック
東京藝術大学大学美術館 ヘレン・シャルフベック
ヘレン・シャルフベック 回復期
NHKの「日曜美術館」で、初めてこの女性画家の名前を知った。
名前のみならず、即刻「観たい」と思い、7月15日、藝大美術館へ。
フィンランドの女性画家ということも私を惹きつける。
詳細は
こちらをご覧下さい。
3歳の事故がもとで、杖を使わなくては歩けないという生涯だった。
また、人生2度の「婚約破棄」という不幸もあり、孤独な生涯であったようだ。
その人生の陰影を感じさせながらも、決して暗いだけの絵画ではなかった。
才能はもちろんのこと、彼女の絵画に対する情熱と謙虚な探究心が作品を実らせた。
さらに年齢を重ねるごとに、絵画は命に迫ってゆく。
自画像の変遷に、それをはっきりと観られると思います。
また、ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの「母の肖像」を思い浮かばせる絵がありましたが、調べた結果、やはり影響を受けていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/fa/e054330fcdc1f9291a66205f6569db65.jpg)
《ホイッスラー 母の肖像》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ce/f4939c970b64ddef5ed02be74ad7d005.jpg)
《ヘレン お針子(働く女性)》
彼女自身が、1人で生きてゆかねばならない人生だった。
その生き方が様々な女性を描くことになったのだろうか?
素晴らしい女性像が数多く観られました。