2020年1月17日放送分 SOSE編集部
これは、私の散歩範囲内で起こった出来事です。
3年前に気付いた時には、シロツメクサが群生しているところに、
ヤセウツボの姿を初めて見ました。
調べてみましたら、シロツメクサに寄生しながら、
やがてシロツメクサの領域を奪ってしまうのだと知りました。
それはアカツメクサにも同様の現象が起こりました。
そして今年はシロツメクサはほとんど姿を消しました。
わずかなシロツメクサのそばにだけ、ヤセウツボの姿が見えます。
ツメクサは外来種。かつて海外から商品を送る時に、緩衝材として乾燥させた
ツメクサをいれたとのこと。
アカツメクサはまだ少しだけ頑張っているようです。
シロツメクサの跡地には、ウマゴヤシが繁茂しています。
自然界は厳しい。
以下を参考。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤセウツボ。
君に会うのは、今春で3年目。あんまり嬉しくありません。
シロツメクサやアカツメクサの群れに違法侵入するのよね。
そして、ツメクサを滅ぼそうと企んでいるでしょ?
譲り葉 河井酔茗
子供たちよ。
これは譲り葉の木です。
この譲り葉は
新しい葉が出来ると
入り代わつてふるい葉が落ちてしまふのです。
こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉が出来ると無造作に落ちる
新しい葉にいのちを譲つて。
子供たちよ
お前たちは何を欲しがらないでも
凡てのものがお前達に譲られるのです。
太陽の廻るかぎり
譲られるものは絶えません。
輝ける大都会も
そつくりお前たちが譲り受けるのです。
読みきれないほどの書物も
みんなお前たちの手に受取るのです。
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれどー 。
世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持つてゆかない。
みんなお前たちに譲つてゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造つてゐます。
今、お前たちは気が附かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のやうにうたひ、花のやうに笑ってゐる間に
気が附いてきます。
そしたら子供たちよ。
もう一度譲り葉の木の下に立って
譲り葉を見るときが来るでせう。
タツナミソウの仲間はたくさんありまして、名前の同定ができません。
それでも、毎年春になると、同じところに群生します。
とても楽しみにしています。
「平家物語」六道之沙汰(その4)
清涼(せいりやう)紫宸(ししん)の床の上、玉の簾(すだれ)の内にもてなされ、
春は南殿の桜に心を留めて、日を暮らし、
・・・・というわけで、「平家物語」にも登場しています。
誰もいない小学校の門は開かれています。
校庭に、この桜を見つけました。
いろいろ調べて、どうやら名前がわかりました。
『如月(きさらぎ)の二十日あまり、 南殿(なでん)の桜の宴せさせたまふ。』
という一節を「源氏物語」にみつけました。どうやらこの桜のようです。
染井吉野が散った後に咲いていました。調べているうちに散りましたが・・・・・。