ブドウ園の労働者の譬えエリクソンが、ホイジンガの文書を引用する中で、実在論が寓話、たとえ話に繋がっていたことを取り上げていましたね。今日は、その寓話の一つ「ブドウ園の労働者」の譬え...
弱い立場の人に近づくのは、神様みたいな人と、詐欺師みたいな人。あなたはどっち?
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog より、p.213、真ん中あたりの途中から。
子どもの頃のトラウマやマスターベーション、しばしば重症のネグレクトを体験する中で、に苦しんできたように思える人が多いです。しかし、医療・福祉分野で働いているか、あるいは、子どもの頃にトラウマを負わされたことのある、圧倒的多数の女性は、ミュンヒハウゼン症候群には決してなりません。ほかの人を育てて、それを認めて貰いたいという願いから生じた、スペクトラムをなす健全な行動が、ビューキになった、とどのつまりが、ミュンヒハウゼン症候群なんですね。過ぎたるは猶及ばざるが如し、ということでしょう。これと同様の依存症によって、人の世話をすることや利他主義が極端になる人もいますね。死に物狂いで他の人を助けたいと思う気持ちが、他の人を傷つけて、いつでも助けを必要な存在にしてしまいたいという気持ちにすり替わっていないか? さあ、何とも言えませんね。
ここがあらゆるヒューマン・サービス、医療・福祉・教育分野で働く人が、繰り返し、自分に対する問いとして、生きていなくてはならない問いです。
死に物狂いで他の人を助けたいと思う気持ちが、他の人を傷つけて、いつでも助けを必要な存在にしてしまいたいという気持ちにすり替わっていないか?
あなたは、この問いをもって、仕事していますか?
この問いを忘れてしまうと、意識の上では、援助や支援をしているつもりで、無意識に、自分の「人間を上下2つに分けるウソ」の猛毒にやられて、いつの間にか、相手を貶め、傷つけ、蔑んでいることになりかねませんよ。
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