エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ : 人への信頼、 神への信頼

2016-05-22 07:12:18 | 聖書の言葉から

 

 

 
ルターの魂の嵐
  「天にも昇る悦び」は自分の努力では手に入れることができません。 Young Man Luther 『青年ルター』p201の最終行途中から。 ...
 

 今日も女性の言葉から。昨日に引き続き、渡辺和子さんの言葉から(今日は『「ひと」として大切なこと』から)。

 

 

 

 

 

 私は人間に、神さまや仏さまみたいな無条件の愛情を求めることは思い上がりだと思っています。また、私自身が100パーセント皆さんの信頼に応える人間だと思っていたら、思い上がりだと思います。…そういう自分の弱さを認めていることは、大事なことだと思っているんです。

 

 

 

 

 渡辺和子さんは、こういうことを書いたら、「あなたは人を信じないんですか?」とお叱りを受けたとか。

 信頼について、考えながら生活していない人からのお叱りでしよう。

 人を信頼する。でも、人は、100%は信頼しない。つまり、根源的信頼感の豊かさと言っても、根源的不信感が0%であってはいけない訳ですね。根源的信頼感が豊かであると言っても、それは、根源的信頼感が根源的不信感よりも、豊かだ、ということでしかありません。人を100%信頼しない、ということは、自分に対しても100%信頼しないことと同じです。∵他者信頼の豊かさ=自己信頼の豊かさ。

 しかしながら、根源的信頼感が豊かな人は、神様、仏様、宇宙、天、母親などから、無条件に信頼されていることに気付きを与えられている場合が多いですね。そういう人は、神様、仏様、宇宙、天、母親などを100%信頼しています

 

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