やり取りがどれだけ大事か強調してもしきれない:根っこの経験一見攻撃的に見える行動も、それは、人との陽気で明るいやり取りを求めている行動である、これは臨床上非常に大事な視点なのですが、なかなか納得できない視点...
≪陽気で明るいやり取り≫。それが臨床で最も大事で、最も「正しい」関わりであることを、私は確信しています。
≪陽気で明るい関わり≫に、子どもはすぐに嬉しそうに反応します。ところが、「真面目な」教員ほど、「正しい」ことが好きな教員ほど、「ちょっと、いやだな」と言うサインを身体全体から発しますね。そういう教員は、ほぼ例外なく、子どもとのやり取りは一番へたくその部類に入ります。子どもの気持ちを理解する(understand)、一歩下がって、子どもより下に立つ、のが苦手だからです。その手の教員がやってることと言えば、子どもより上に立って(upper-stand)、正しいことを子どもに教え、押し付け、強制することです。それでは、子どもの心に、その正しいことは届かないのに…。自分との対話がないから、子どもの気持ちとも対話ができないのです。
≪陽気で明るい関わり≫に、なぜあれだけ子どもは反応するのか? それは、≪陽気で明るい関わり≫こそ、子どもの存在を、子どもが生きてきて、今ここで生きていて、これから生きていくことを肯定するからです。そして、子どもが、最も鋭敏に、最も繊細に、そして、最も深淵に求めていることと言ったら、自分の存在、自分が生きてきて、今ここに生きていて、これから生きていくことを肯定してもらうことなんです。
今日から、あなたも≪陽気で明るい関わり≫をしてみませんか? なぜなら、≪陽気で明るい関わり≫こそ、どんな「正しい」ことよりも、正しいことだから!
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