エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

爽やかで、温もりと悦びに満ち溢れた世界

2016-02-27 06:02:27 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
創造と人間の自由
  私どもはいつでも、慈しみの母乳、その自分の分け前か、あるいは、分け前以上を分けていただけると期待することを許されているのですね。 Young Man Lu...
 

 

 ≪良い良心≫を育んで、≪本当の私≫が生かされた者は幸いですね。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.237の、第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 ヘレンの「触感的な」記憶(触れることにもとずく記憶)は、人と分かち合うことが出来ません。でもね、ことばがあれば、やり取りが出来るかもしれません。8才の時、ヘレンは、アンネと一緒に、ボストンにあるパーキンス盲学校(サリヴゥンもここで訓練を受けました)に入った時、ヘレンは他の人と始めて言葉をやり取りすることが出来ました。「なんて幸せなのかしら」とヘレンは書いています。「他の子どもたちと自由に話が出来るのって、素晴らしい世界にくつろいでいる感じ」とヘレンは書いています。

 

 

 

 

 

 ことばは人と分かち合うことが出来る点で優れています。ヘレンは「水」と言う言葉のおかげで、分かち合う世界、理解し合える世界を手に入れたわけですね。

 しかし、話し言葉を分かち合うためには、オープンで大らかな、認め合うものの見方が実は必要なんですね。「人を上下に分けるウソ」を卒業して、そういう爽やかで、温もりと悦びに満ち溢れた世界観が必要ですね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ナゾナゾ : 猛毒で、同時... | トップ | 神様への祈り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿