2月中旬の雪山は、すでに春芽でピンク色
夜明け前の悦びは、春先の悦びでもあります。そして、それは信頼と深く結びついた悦びなんですね。信頼は悦び。
その絶妙な感じの悦びを、内村鑑三が、「2月中旬」という詩にしています。
2月中旬
内村鑑三
雪は降りつつある。 然し春は来りつつある。 寒さは強くある。 然し春は来りつつある。
風はまだ寒くある。 土はまだ堅くある。 青きは未だ野を飾らない。
清きは未だ空に響かない。 冬は未だ我等を去らない。
彼の威力は今尚我等を圧する。
然れど日はやや長くなった。 温かき風は時に来る。
芹は泉のほとりに生えて、魚は時々巣を出て遊ぶ。
冬の威力はすでに挫けた。
春の到来は遠くない。
そんな悦び、味わいながら生きたいものですよね。
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