エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

被災地の雪は汚れていた

2016-04-10 23:21:22 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
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 ヴァン・デ・コーク教授が、311の2年前の2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : defelopmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf

を翻訳して、10日あまり。この5年間の被災地の心理的支援が、いかに捻じ曲げられていたかが、ウソとゴマカシで満ち満ちていたかが、ハッキリしましたね。

 発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもだらけなのに、PTSDという、恵まれた環境で育てられた子どもにして初めて発症するレアケースを探すように、行政の支援体制が、間違って作られて、間違った方向に、お金も人も時間も投じられていたのですから。

 被災地の雪は白だと思っていたのに、実際には真っ黒だった!

 当然、ミスリードしてた人は、その責任を取って、その職はお辞めになったことでしょう。当然ですよね。間違ったことを、「専門家」面して、伝えただけではなくて、間違ったことで税金まで貰ってたんですからね。科研費では出ない、レンタカー台まで、税金からもらってたんですよ。5年もの間、イケシャーシャーと善くもやれたものだと感じます。

 今年度からは、心機一転、発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもを前面に出した心理的支援をやって、どうしたら、よりよい心理的支援が出来るか、知恵を出し合い、話し合って、そのシステムを作っていきたい、と考えているところです。

 

 皆様にも、平和がありますように。

 

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