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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
今宵は,シリーズで訳しているところはお休みして,今日も,脳と身体の話。
「人殺し」という言葉を裏付けるために,日本の貧しい子育て環境が,脳をいかに破壊しているのかを知ってもらいたいと思うからです。そこで,脳の話の部分から,特に大切なところの翻訳をします。
第5章。「身体と脳の繋がり」です。p.88,第5章,最後のパラグラフから。
(訳注:この本のタイトル)身体に,その傷が残っています。トラウマの記憶が,身体の中で,トラウマが原因とは理解できない形で表に出れば,胸が引き裂かれるほどの,腸が引き千切られるほどの気持ちになりますし,免疫不全,骨格・筋肉異常が出てきますし,頭・脳・身体間のコミュニケーションが,気持ちを安定させるための王道ならば,心・脳・身体間のコミュニケーションを図るという求めは,発達トラウマ障害DTD治療の前提を根本的に変えることになります。
トラウマ治療,発達トラウマ障害DTD治療は,心・脳・身体間のコミュニケーションを図ることを狙いにする時代です。投薬治療だけの今のニッポンのトラウマ治療では,完全に時代遅れです。
ニッポンの医学会,心理学会は,アメリカ以上に,時代遅れです。
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