エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

反面教師の幼稚な勘違い

2016-07-08 04:14:08 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 
人生に対する態度が決まるのは何時でしょうか?
  大人になったら、自分のことで精いっぱいを、是非とも卒業したい所。「でも、仕事だから…」を口実にしないことが大事でしょ。 The life cycle cpmplet......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども、コナー君の乳母がどんな人か気になりますね。

 学校や児童施設や病院などで、税金でやってる「サービス」が、現実には、子どもの傷に塩を塗る虐待になっている、ということなんですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.137の第2パラグラフの4行目途中から。

 

 

 

 

 

「赤ちゃんは、満足してたわ」、ジェーンは私にそう言いました。ジェーンが「たまたま赤ちゃんを安全ピンで留めても、コナーはすすり泣き一つしませんでした」という訳です。「コナーは泣かない子なんです」と強い調子で言い張りました。ジェーンは、赤ちゃんが泣かないならば、その赤ちゃんは泣きすぎた印だ、っていうことも分からなかったんです。また、ジェーンは、子どもの発達の初歩も知らないものだから、息詰まったのでした。マリアみたいに、ジェーンも、泣かない赤ちゃんは幸せな赤ちゃんだと勘違いしてたんです。

 

 

 

 

 

 子どもの発達の初歩も、よく知らない、ということがいかに恐ろしいことか、いかに子どもを傷つけることになるのか。ジェーンのケースもその一つの反面教師の幼稚な勘違いですね。遠からず息詰まるでしょう。

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