ビルは、ベトナム戦争帰還兵ですから、戦争トラウマがありました。でも、それ以前に、発達トラウマもありました。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.230の、第2パラグラフから。
私どもの時代のもう1つの大事なテーマは、ビルが牧師として直面した日々の痛みです。例えば、交通事故で殺された若者たちを埋葬することでした。その若者たちは、その数年前に洗礼をビルが行ったり、ビルが結婚式を司式したカップルで、家庭内暴力の危機に陥った人たちでした。ビルは支援団体を組織して、同じようないろんなトラウマで苦しんでいる人たちを支援するようになっていましたから、ビルは地元で有力な支援者になっていました。
ビル自身の抱える困難にもかかわらず、ビルは、地元で支援団体を組織するような人なんですね。さすがは牧師さんですね。しかし、ビルには更なる困難が待っていたなんてね。
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