本物のセラピストになるためには、クライアントの魂が育っていく芽を見つけ出す眼を育てて、魂の親になることです。
The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p102の、最後の行の途中から。
というのも、手前味噌ですけれども、「クライアントの過去と現在の人生の舞台が、セラピストの人生の、相当するそれぞれの舞台で経験してきたことと響き合って、初めて、セラピストは、セラピーというものにある、魂の親になるということの隠された意味に、十分気付くことが出来るものだ」からなんですね。私が結論としてこの点を強調するのは、性別や年齢がそれぞれで、文化や歴史的背景が違ってても、クライアントとセラピストの間に生じる感情転移と対抗感情転移のやり取りを見比べてみることには、非常にやりがいがあるものだなぁ、と思うからなんですね。
ここも、お見事。感情転移と対抗感情転移を比較することは、セラピーのイロハ(アルファ)であると同時に、果てなき目標(オーメガ)なんでしょう。
時として、感情転移と対抗感情転移の組み合わせの不思議に、当方がビックリすることがあるくらいですからね。イタコやユタみたいに、クライアントの気持ちが、そっくりそのまま セラピストに「乗り移って来る」場合もあります。
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