エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の子どもの予後を決める要素 その1

2016-09-05 04:09:57 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

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社会病理の温床
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 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。治療コース、予後を決める要素をいくつか、ブルース・ペリー教授は「発見」したらしい。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.151の、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 たくさんな遺伝的影響を受けた要素が大事です。温度は、遺伝と子宮内環境(子宮内環境は、母親の心拍、栄養摂取、ホルモンバランス、薬物に影響されます)に影響されますが、それが一つあります。以前にも申し上げましたが、ストレス反応が生まれた時から自然に比較的うまく出来ている子どもは、育てやすい赤ちゃんですから、その子の両親も、子育てに不満は少ないので、この子を虐待したり、ネグレクトしたりすることが、それだけ少なくて済みます。

 

 

 

 

 温度や、ストレス反応が上手なことが、まず、発達トラウマ障害(DTD)の子どもの予後を決めるというのが、ブルース・ペリー教授のご意見です。

 しかし、もちろん、発達トラウマ障害(DTD)の子どもの予後を決めるのは、これだけじゃぁ、ありませんよね。

 

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