エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

触れ合いから命が生まれ、魂を宿す

2016-02-07 07:48:45 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
山本昌さんの思い出 改訂版
  山本昌さん(本名:山本昌広さん)。中日ドラゴンズ一筋、現役最年長の投手です。今シーズン中に50才になると言います。厳しい野球界で現役を長く続けるご苦労は、いか...
 

 

 タッチが、人と人を結びつけるものであるだけではなくて、人を「本当の自分」に結び付けるものだったなんてね。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の始めに戻って、「完成版の前書き」、p.8の4行目途中から。

 

 

 

 

 

私どもが様々な体系を作り出し、素材にいろんな形を与え、の聖なる、力強い、賢明なメッセージを暗示するものに応えるのも、私どもの身体であり、五感です。やり取りの中でこそ、私どもは生き、動き、大地をお互いに分かち合う訳です。触れ合いがなければ、人は成長することもできません。事実、触れ合いがなければ命は生まれる訳がないでしょ。独立と言うのは間違った考えです。

 

 

 

 

 

 独立を重んじた内村鑑三も、エリクソンのこの件を読んだら、賛成してくれるでしょうか? 私は、内村鑑三先生も、異議は唱えないと考えますね。この意味の独立であれば、そうでない存在は存在しない訳ですからね。

 ジョアンの女性らしい視点が生きていますよね。子育ては、女性の資質が役立つものです。実際にジョアンとエリックの子どもたちの子育ても、ジョアンが主たる担当でした。エリックも子育てには協力的でしたが、主たる担当がジョアンであることに変わりはありません。

 命はセックスがなければ生まれないものですね。セックスは、触れ合いそのものでしょうね。しかし、それが単なる身体のふれあいに留まらず、魂の触れ合いであることが、何にもなして大事なのは、そこに新しい命にも、魂を宿すためでしょう。

 

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