エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

山本昌さんの思い出 改訂版

2015-02-06 13:02:33 | エリクソンの発達臨床心理

 

 山本昌さん(本名:山本昌広さん)。中日ドラゴンズ一筋、現役最年長の投手です。今シーズン中に50才になると言います。厳しい野球界で現役を長く続けるご苦労は、いかばかりかと思います。

 私自身は、父親の影響で、幼い頃からの巨人ファン。中日ドラゴンズにはほとんど関心がありません。それでも、星野仙一さん、井端弘和さんくらいは知っています。現役最年長ということで、山本昌さんもメディアに最近よく取り上げられますから、巨人ファンでも、名前くらいはご存じの方もあるかもわかりません。

 いまから15年くらい前でしょうか? 私は学齢前から関わっている自閉症の小学生と、毎週一度、プレイセラピーをしていました。ちょっと変わったプレイセラピーですが、その子にとっては、至って当たり前のいつもの遊びに、私が参加観察する、という、ちょっとややこしい名前で申し上げれば、非構造的プレイセラピー、です。世田谷の鎌谷にその子の自宅がありましたから、鎌田を中心に、大蔵にある世田谷区スポーツセンター、温水プール、砧公園などをホームベースに遊んでいました。中でも好きなのは、ゴルフのゲーム、野球の的当てゲームでした。このゲームは遊びの最後に、自宅近くの鎌田のゲームセンターで夕方してたんですね。毎週一度、20分~30分。

 そのゲームセンターで、かの山本昌さんも息子さんと一緒に、その的当てゲームをやっているのを何度か目にしてたんですね。たぶん山本昌さんも、「障害」のある子どもとその「父親」と、私ども2人を誤解されたのかもわかりません。その野球の的当てゲーム、九枚の的を何枚当てたかで景品がもらえました。我々二人がやって景品がもらえることは、ほとんどなかったのですが、さすがはコントロール投手の山本昌さん。景品がもらえることが多かったようですね。ある時、隣でやっていた山本昌さんが、景品で貰った缶コーヒーやらお菓子やらを、私と遊んでいた自閉症の子どもに下さったことがあります。「どうもありがとうございます」。その子も私も、お礼を申し上げました。「いいんですね」といって、スポーツマンらしいさわやかな笑顔を返してくれました。そんなことが2度ほどあったでしょうか。

 山本昌さんをテレビでお見かけするたびに、その時のアッタカイ思い出を思い出します。

 

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