宮城まり子さんと、ねむの木学園のもう1つのシンボル子どもの不思議 : 子どもが真実を知っている不思議 子どもの面接をしていると、「子どもは不思議」と思うことによく出会います。子どもは誰に教えられ......
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.148から。
フェリッチと彼のチームが解かったもう1つは、子どもの頃のトラウマの悪影響はまず、学校で現われる、ということでした。エース点数(ACE score)が4点以上の人は、その半分以上の人が、学習と行動に課題がありました。それは、エース点数(ACE score)が0点の、3パーセントの人に比べての話です。子どもは大人になっても、幼いころの(粗末な)経験の悪影響から「脱する」ことがありません。フェリッチが記しているように、「トラウマを負わされるいろんな経験は、時間と共に失せていくことが多く、恥と秘密とタブーが蓋をするものです」が、研究によって、トラウマのしぶとい悪影響は、大人になってからの患者の人生にも隈なく広がっていることがハッキリしています。たとえば、エース点数(ACE score)が高いことは、職場の長期欠勤、経済的苦境、低収入と相関があります。
「3歳児神話」ということがかつて厚生省も、国を挙げて言われていたことがありましたね。しかし、「3歳児神話は神話」ということこそが神話であり、出鱈目でしたね。
自民党政府は、金持ちや大企業が儲かって、自分に多額の献金・ワイロとして、キックバックしてもらうことに熱心ですけれども、庶民や貧しく小さくされた人たちの暮らしは、意識的に無視、等閑視です。ですから、「3歳児神話」を宣伝して、幼い子ども達が豊かに暮らせるような政策には、お金を出さないで済むようにしてたんですね。
今日、ヴァン・デ・コーク教授が教えてくれているみたいに、幼いころに粗末な経験をすると、それが、親の長時間労働と強制残業労働に伴う関わり不足であろうが、レイプや暴力などの虐待であろうが、一生涯悪影響に晒されます。体や心の病気、職場などの人間関係、貧乏、貧乏くじなどです。
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