ジェームズの母親のマーレは、やっぱり、ウソつきだったですね
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog より、p.208、上あたりから。ブルース・ペリー教授が描く愛着障害と間違われた子どものお話が、続きます。
急に、ジェームズのやってることが、私どもにも分かってきました。ジェームズの話には、私どもが子どもの行動について知っている物事の文脈から言って、訳の分からない「しっくりこない」面がたくさんありました。ある種の若者が特定の状況下でどのように行動しがちなのかを時間を掛けて、感じることが直感になっていましたし、何かが「正しく見え」ない場合、その「正しく見え」ないことが、「注意して見た方が良いですよ」という印になります。ですから、たとえば、もしも、ジェームズ、本当にが反応性愛着障害でしたら、反応したやり方では、ステファニーも私も反応しない、って分かるわけですね。このような「勘(鍛えられた直感)」が、その道、その道で、玄人を素人から区別するものなんですね。
ですから、ふつうは気づかない子どもの行動の意味も、パッと分かる訳です。鼻が利いてんですからね。あるいは、「口裏を合わせて、騙したり、ゴマカシたり、責め立てようとしたって、「お見通し」、「バレテマッセ」ということが、割とよくある訳ですね。
そうとも知らずに、おバカな裏技を繰り返せば繰り替えは程、人間にとって最も大事に「信頼」を失ってることにも気づかない。
オメデタイことこの上なし、とはこのことですね。
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