エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

再び やり過ぎ

2016-02-28 10:10:00 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
耳を澄ませば・・・。
  虫のヴァイオリンも素敵。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p90の4行目途中から。  &...
 

 自分の感じって、大事でしょ。世界で一番大事なもの、それは自分の感じです。しかも、それは自己中心とは、真逆の生き方、爽やかで、輝くように温もりのある生き方をプレゼントしてくれる源です。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.108の、ブランクの下の段からです。

 

 

 

 

 

 年寄りで、人生の始に真面目に指導力を発揮した人達は、後年、ダメダァと自分を責める感じを避けることになるやもしれませんよね。このダメダァと自分を責める感じは、自分の感じに従って行動しても良い自発的な感じ出過ぎたことに伴うものです。かつてみなさんが創造的なアイデアに満ちていたのならば、80才過ぎになっても、創造的アイデアに満ちていたことは、忘れられない情熱ですね。一歩下がってみたら、やり過ぎていたし、冷静ではなかった、と見えます。そうすれば、目的がある感じとあの情熱は、色あせてくるでしょう。時間もかかり、繰り返しもあり、要求も多いベースに合わせようとすれば、しなくちゃいけないことはたくさんありますものね。ダメダァと自分を責める感じが表に出て来るのは、年寄りが、文句なく満足感があり、魅力的な、ただし、個人的にそう感じるだけの計画をやろうと熱心になり過ぎる時ですね。

 

 

 

 

 過ぎたるは猶及ばざるが如し

 何事も バランスが大事ですね

 

 

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