エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

魂中心?

2015-04-07 07:59:40 | エリクソンの発達臨床心理

 

 ルネッサンスは、人間中心の時代です。

 Young Man Luther 『青年ルター』p191下から8行目途中から。

 

 

 

 

 

宇宙の調和を失うことが何だというでしょうか? 人が自分自身が中心だと感じられるようになったのですからね。フィチーノは、偉大なフィレンツェは、ローレンツのプラトン・アカデミーの言いだしっぺですが、それをハッキリさせました。その彼が言うには、人間の魂とは「それ自体、あらゆる理性や理性に連なるもののひな形を伝えて、自分自身を再創造します。人間の魂は、あらゆるものの中心であると同時に、あらゆる力を持っています。魂はあらゆるものになりますし、あらゆるものから離れずとも、あらゆるものを貫き通すことができます。というのも、魂は物事を本当に結びつけるからです。このようにして、魂は自然の中心と呼ぶに相応しい。」、と。

 

 

 

 

 ルネッサンスの時期でも、人間中心でも、魂は認めていたんですね。でもその魂は、理性中心だったのかもわかりませんね。

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