エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

「悪い良心」の氾濫しているニッポン    三つ子の魂百まで  

2015-11-19 07:12:30 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
怖いからするのか? 正しいからしたいのか?
  道徳と、倫理は、似て非なるものらしい。向きが違うらしい。それってどういう意味? p222の第2パラグラフ。   ...
 

 「悪い良心」が、大手を振っている、ニッポン です。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p92の、2つ目の引用から。

 

 

 

 

 

 マルクスが言うことは本当です。でもね、真理の全てでないこともまた、確かでしょう。人間は、≪いまここ≫にだけ生きている訳じゃぁないのです。過去、すなわち、人種や市民の伝統も、超自我(訳注:良心)の中で「いろんな良いこと」の中に、生きていますし、≪いまここ≫に徐々に影響を与えて、新たな変化をもたらします。ですから、過去が超自我(訳注:良心)を通して、働くものである限り、過去は人生の中で、強烈な務めを果たしていますし、経済的条件に左右されるもんじゃぁ、ありませんね(フロイト 1933 「新・精神分析入門」p67)。゛

 

 

 

 

 

 精神分析を始めたフロイトは、さすがです。過去は≪いまここ≫に、猛烈に働く場合が多いことを見抜いていたんですからね。

 今どきの日本は、その過去が、猛烈に≪いまここ≫に介入、侵入して、≪いまここ≫を打つ壊しにしていることがビックリするほど、広がっています。愛着障害だらけの子どもたち、依存症だらけの大人たち、ウソとゴマカシだらけの、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちから、お役人たち、「一流企業」「一流大学」の大の大人たち…。

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