発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子ども。温度や、ストレス反応が上手なことが、まず、発達トラウマ障害(DTD)の子どもの予後を決めるというのが、ブルース・ペリー教授のご意見です。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.151の、第4パラグラフから。
知性も不可欠な要素です。しかし、知性が予後の良さの上で大切なことは、あまり理解されないことがよくあります。知性があることは、情報処理を進める基本になります。連想するために、経験を繰返すことが少なくて済む人がいます。このような知的な人は、その大部分が遺伝的に決まるものです。少ない繰り返しで学べれば学べるほど、その子は、その分、頭の良い子だから、本質的に、繰り返しが少なくて済みます。たとえば、普通の子は、お腹ペコペコに時に、お母さんは来てくれて、不満を解消してくれるということを学ぶためには、800回繰り返し母親が子どもにおっぱいを上げるとしたら、頭の良い子ならその繋がりが分かるためには、400回の繰り返しで済む、ということになるやもしれませんよ。
知性が高いと、少ない繰り返しで学習できる、ってわけです。良い学びなら素敵ですから、とんでもない学びもずくに結びケてしまう可能性が悲しいですね。
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