エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の回復に不可欠なのは、赤ちゃんに関わるお母さんみたいな、関係に忠実なやり取り

2016-09-06 07:02:04 | トラウマを負う≪本当の自分≫を取り戻す

 

 
≪本当の自分≫生かしてる?
  日本ですと、「お互いに認め合う」範囲が非常に狭いので、日本に生まれ育った人に中でも「ハジカレル」人が多いですよね。ましてや、外から日本に入ってこようとする労働者、難民、......
 

 Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self   consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること  意識、脳科学、治療』の翻訳。発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども、大人

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害のこども。自分をずっと悩ましていた、一人ぼっちの感じが、実は、人様のための役立つことが解かれば、発達トラウマ障害(DTD)もほぼ回復したと言えるでしょう。

 最終章の第7章、p.287の、第3パラグラフの、4行目途中から。

 

 

 

 

 

図7.3(カラーのとじ込み参照、訳注:下の写真)の絵は、トラウマを負わされた人の、回復前と、回復後の内的経験を描いています。以前なら、トラウマを負わされた人が、時間・考え・身体・気持ちに対する感じが、心の中でバラバラであるばかりではなくて、自分と他の人たちをバラバラにする心の壁を感じてきたのに、回復すると、心がまとまってくる感じを感じ出しますし、トラウマを負わされた人が仲間入りしたことと貢献したことから「良かった」とお互いに思えた、協力してもらえる人たちから、さらに安全と安心も感じるようになります。人とお互いに関わり合うことを通して、お互い様と感じる私の感じが、時間・考え・身体・気持ちを人々とやり取りする意識から、生じて来ることがあります。

 

 

 

 

 

 人の心がまとまりあるものになり時、人とのやり取りがいかに大事かが分かりますでしょ。

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもと大人は、赤ちゃんの時にお母さんとするような、関係に忠実なやり取りがなくても、回復は叶いません

 

 

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