≪本当の自分≫生かしてる?日本ですと、「お互いに認め合う」範囲が非常に狭いので、日本に生まれ育った人に中でも「ハジカレル」人が多いですよね。ましてや、外から日本に入ってこようとする労働者、難民、......
発達トラウマ障害(DTD)の子ども。幼いころからの辛い経験を語る必要が、回復するためには必要ですが、それはあくまで内発的なものでなくっちゃいけません。セラピストは “その時“ を待たなくてはなりませんよね。
辛い体験に向き合うには、それにふさわしい、守られた自由な時間と空間が必要です。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.128から。
お話したように、マリリンが初めてグループ・ミーティングに来た時、怖々した感じでした。それは、家族ポートレートの中の少女の様でした。絵の少女は、引っ込んでいて、自分から外に出ようとしてませんでしょ。私がこのグループをマリリンのために選んだのは、そのメンバーはいつでも人の役に立つ人たちでしたし、緊張して話ずらい新人に優しかったからです。しかし、この時ばかりは私もビックリしました。というのも、レイプをされた幼い女の子をマリリンが描いたのを思い出すほど、マリリンの性生活について、多くの人がヅケヅケとした質問をしたからでした。それは、まるで、マリリン自身が思いがけず、自分のトラウマ塗れの過去を繰返し言葉にするために、そのグルーブに参加したかのようでしたね。私は、マリリンが話すに「その話はそこまで」と助け船を出すと、マリリンは落ち着きを取り戻しました。
実に不思議ですね。ヴァン・デ・コーク教授の予測を裏切るかのように、いつもは穏健で優しいグループセラピーのメンバーが、ヅケヅケとマリリンの性生活について質問したんですからね。
無意識の力です。
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