ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction、p.97。さらに、昨日の続き。
およそ、言葉を話す時には、その言葉すべて、沈黙から生まれなくてはなりませんし、絶えず、沈黙に戻らなくてはなりません。沈黙が、語る言葉に、力と内実をもたらすからです。心からの言葉を語ることができるのは、沈黙からなんですよ。私どもが言葉を話す時、言葉の源になっている沈黙の秘密を明かす訳ですね。言葉がうまく伝われば、沈黙という名の余韻が残るものです。
言葉は、単なる情報ツールではないことが分かります。特に、話し言葉は。話し言葉には、いろいろな音色がありますでしょ。それに、話し言葉には、間も遊びもありますしね。
話し言葉は、語られない部分が、むしろ大事なのかもしれませんね。
沈黙の秘密って、何のことだと思いますか?
沈黙の秘密って、“ 感じ ” です。
ですから、知ることは感じることの半分も大事じゃない訳ですね。
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