エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

遊びの不思議

2015-12-01 00:00:52 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
若者の「本物」の倫理と現実
  道徳性には、ウソがつきもの。そのウソには、また、イジメがつきもの。 p226の第三パラグラフ。   &nbs...
 

 発達トラウマを抱えた愛着障害の子どもが、一番飢えているのが、心と心が響き合う、温もりのある関係と、その関係をプレゼントするセラピー PCITです。でも、発達トラウマを抱えた愛着障害の子どものお母さんも、同様の発達トラウマを抱えている方が普通です。ですから、意識的にやり取りをする関係を、毎日の生活に取り入れることが是非とも必要になる訳です。それができれば、子どもだけでなく、お母さんも、母親としての自信を快復することが出来ます。 

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.217の、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 私どもは一緒に遊ぶ時に、身体と身体が響き合い、絆と悦びを体感します。即興でやること(http://learnimprov.com 参照あれ)も、一緒に悦び、一緒に探索をする上で、とっても役立ちます。しかめっ面した人達も、くすくす笑い出すとき、≪生きづらさ≫と言う呪文も解けます。

 

 

 

 

 

 遊びは実に不思議です。楽しく遊びながら、しかめっ面や怒りんぼはできないでしょ。楽しく遊んだら、子どもでなくても、ニコリと笑います。一緒に遊んだら、悦びと笑顔も共にできます。食事を共にすることと同じくらいに、遊びを共にすることは、相手の価値を認めることにもなりますし、絆を確かめることにもなんですね。

 

 

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