今宵は,発達トラウマ障害(DTD)の子どもにとって,日本の社会ってどんな社会かを考えたいと思います。視点は,発達トラウマ障害(DTD)の子どもの視点です。
赤ちゃんにとってはどうでしょうか? お母さんが仕事から,なかなか,赤ちゃんの目の前に戻ってこないんです。赤ちゃんは,寂しい思い,悲しい思いをしています。「僕は捨てられちゃったんじゃぁまいのかなぁ?」といつも思う。帰ってきても,料理の片付けや洗濯物をたたむのに忙しいし,しかも,不機嫌そうです。
保育所。お母さんはなかなかお迎えに来てくれません。お母さんのお迎えは土台無理だから,いつもおばあちゃんのお迎えです。夕ご飯もおばあちゃんと一緒。「お母さんといっしょ」はでレビ番組の名前だけ。
小学校。先生たちは,何かあるたびに「ルールを守りましょう」,「授業中はおしゃべりしない」,「宿題はやってきてね」…。お母さん以上にいろいろ注文を付けてきます。
病院。病院では,待ち時間が長い。まぁ,お母さんがお仕事から帰ってくるのを待つのに慣れてるから,病院の待ち時間なんか,短い方。病院じゃぁ,すぐに「発達障害ですね」と言います。僕も発達障害だそうです。それで,お薬をくれます。でも,その薬を飲むと,なんだか眠たくて,午前中から,居眠りが出ちゃう。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもは,温もりとやり取りのある子育てに恵まれません。学校に行っても,発達トラウマに伴う行動が理解されず,禁忌とされる関わりをされる毎日です。病院に行っても,「発達障害」と誤診され,発達トラウマ障害(DTD)に効く薬は(麻薬のMDMA以外には)ないのに,眠たくなるような薬をくれるだけ…。そして,名古屋大生みたいに罪を犯せば,きちんと向かい合って人間らしい関わりをして貰ったこともないのに,「無期懲役」と断罪されてしまいすます。あるいは,自殺に,もしくは,自殺のような,ヤケクソの事故死を遂げていきます。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもは,ホッタラカシにされ,見殺しにされているのが,今のニッポン社会です。
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