ヴァン・デ・コーク教授は、落ち着きを持たらす催眠は、トラウマ治療に役立つはずだ、とおっしゃります。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.222の、第4パラグラフから。今日からCBT 認知行動療法です。
認知行動療法(CBT)
訓練の最中は、たいていのサイコロジストは、認知行動療法CBTを習います。CBTは、蜘蛛が怖い、飛行機が怖い、高い所が怖い、などの恐怖症の人を治療するために最初に開発されたもので、クライアントが、自分の理に適わない恐怖と無害な現実と比べるのに役立ちます。クライアントは、徐々に、理に適わない、いろんな恐怖を脱感作するときに、自分が一番怖いことを思い出したり、いろんな物語やいろんなイメージを使ったり(イメージ暴露)、不安になる状況に(だけど、実際は、安全な状況に)さらされたり(体内暴露)、たとえば、ファルージャの道での戦闘に加わった、戦闘由来のPTSDのケースでは、コンピュータでシミュレートした状況にされされたり、します。
認知行動療法は基本が暴露療法です。怖かった状況は、無意識に避けてしまいますけれども、その状況に意識的にさらされる、という逆説をやる訳です。意識的にやる、と言うのが味噌ですね。
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