エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 無差別殺人・障害者・高齢者殺人・いじめの心

2016-12-05 05:10:54 | 間奏曲

 

 

 
再び、タッチ
   大人の大事  兄弟のように人を大事にすることが、心の病のように扱いを受けるようでは、世も末でしょう。 p84冒頭から。   ...>続きを読む......
 

 釧路のイオンモールや秋葉原での無差別殺傷事件、津久井やまゆり園の事件や川崎の有料老人ホームで3人もの高齢者を4階から突き落として殺した事件、職場や学校でのいじめ…。なぜこんなバカなことが起きるんでしょうか?

 エリクソンがその一端をハッキリと教えてくれているところ。

  Chilhood and Society p.253から。

 

 

 

 

 

 恥をかかせすぎると、礼儀正しくなるかと言えば、大間違い。人が解らないようにコッソリやれば、何をやっても良いんだ、ということになりがちです。実際には、恥をかかせすぎると、その人は、開き直った恥知らずになります。

 

 

 

 

 

 松橋伸幸(33)、加藤智大(ともひろ)(25)、植松聖(うえまつ さとし)(26)、今井隼人(23)、人格障害M…(敬称略、数字は、事件当時の年齢)。それぞれの事件の犯人ですが、共通しているのは、恥知らずで、態度が開き治っていて悪びれない、ということです。 エリクソンが教えてくれているよう、恥知らずで、態度が開き治っていて悪びれないのは、恥をかかされすぎたこと、本当に正しいことを教えられず、温もりも与えられてこなかったことの賜物

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« リバウンドの悲しい訳 | トップ | 日本学術会議の提言 : 虐... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿