エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

無理から始まることもある

2016-06-13 06:08:24 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
子どものわがままにどう応ずるかで、天地の差が出ます。
   礼拝は民主主義に似ている。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p46の第3パラグラフから。 ...
 

 

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもも、、応える責任、説明する責任、人を敬う責任は全うすることに合意して、重要な人物を演じて、どうなるのでしょうか?

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.343の、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 それで、第2幕となります。いくつかの物語を分かち合う。子ども達はお互いに耳を傾け合って、トラウマの寂しさと一人ぼっちを突き破ります。ポールは私に映画を見せてくれました。その映画を見れば、この第2幕がどのようになるのかが分かります。子ども達は、自己紹介を言って下さい、自己紹介になるようなことをしてください、と言われると、固まる、表情はなくなる、伏し目がちになる、自分が見えなくなることなら何でもします。

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもには、自分がありませんから、自己紹介はできません。自己紹介をしろ、というのは、土台無理な注文です。

 しかし、その無理から、すべてが始まるようですね。

 

 

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