エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

知的誠実さ と ビョーキの組織の闇

2016-07-04 02:15:27 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
脳まで悪影響があることは、エディプス・コンプレックスでは説明できませ~ん
  次世代の人たちを育てることが、人間らしい業と言えますよね。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p52の第4パラグラフか......
 

 

  「発達トラウマ障害愛着障害」という診断名は、発達トラウマ障害(DTD)の子どもの幸せを実現するためにこそあることが分かりました。

 今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-にハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の79日目。

  今朝は、限界 のはじめ。

 

 

 

 

 

                限界

 

 私どもは、発達トラウマ障害(DTD)を支持するデータは説得力があると信じて居間けれども、様々な分野で限界があるのも事実です。提示したデータが引用された様々な研究は、特定の診断をする文脈で工夫されたわけではない、ということがあります。その多くの研究は、内心では発達トラウマ障害(DTD)のような診断を想定したものでしたが、厳密な診断基準ができるまでには、コンセンサスと時間が必要です。このように、発達トラウマ障害(DTD)を支持するデータは、あらゆる問いに答えるには、十分ではありません。

 

 

 

 

 

 限界の1つを今宵は翻訳したにすぎません。でも、キチンと自分の仕事の限界を明確にするところが、知的誠実ですね。

 さいきん、大の大人が、子どもっぽい、逃げとゴマカシを、繰り返し演じている(ビョーキの組織の闇)のを見せられて、「これだから、子どもがますます重荷を負わされているんだなぁ」と感じることがあったので、ヴァン・デ・コーク教授の知的誠実さが、際立つように感じてしまいましたね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  学校や児童施設や病院が税金... | トップ | 改訂版   科学的方法論+... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿