酒鬼薔薇聖斗さんと、私どもの良心 「点検後は整備もお願い!」ニルス・クリスティ―教授 デマゴキブリ <私>が分裂する ⇔ わが子を拒みたい気持ちの残忍さ ⇔ ジェノサイドと戦争 &...>続きを読む......
発達トラウマ障害(DTD)の子ども。演劇トラウマ治療で、トラウマを抱えた人が、逃げ出さないで、気持ちを言葉にすることによって、自分の気持ちが分かるようになります。子どもの前では偉そうなことは言えても、実際は、態度では、子どもっぽい感じで逃げとゴマカシをやり続けたあの人たちも、演劇トラウマ療法をやればよかったのかもしれませんね。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.347から。
セラピーと演劇(シアター)
私はティナ・パーカーが満場のトラウマ治療専門家たちに宣言したのを聴いたことがあります。それは、「セラピーと演劇(シアター)は直感が勝負です。それは、研究とは真逆です。そこでは、自分の私的な体験は、たとえ患者自身の経験であっても、その外側に出ようにして、仮説の客観的妥当性を試そうとしますでしょ。セラピーが効果的なのは、主観的な心か深く響き合うからですし、あの深くて真実な態度と本当のことを言う態度が全身に漲っているからなんですね」という宣言です。私が今も望んでいることは、いつの日か、ティナの間違いを証明することですし、また、科学的な厳格な方法論と、体感した直感の力とを合体させることなんですね。
この最後の、科学的方法論+体感的直感力を、アセスメントで結びつけたのが、石隈利紀先生のアメリカでの恩師、Kaufman, A.S.教授の、「賢いアセスメン(Intelligent Testing)」です。
しかし、科学的方法論+体感的直感力をもっと広い臨床で実践したのが、エリクソン夫妻のライフサイクルの心理学だと、私は確信しています。それは、臨床でエリクソン夫妻が考えた8段階を活用していれば、「本当に上手く出来てる」と、どなたでも実感できるものだからです。
発達トラウマ障害(DTD)治療でも、エリック・エリクソンとジョアン・エリクソンが臨床を通して考え出したライフサイクルの心理学が、科学的な厳格な方法論と、体感した直感の力とを合体させることなって、実に見事なほど役立ちます。
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