エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ:エリクソンの叡智:自分と折り合いが付いてくる時

2016-12-25 05:48:49 | エリクソンの発達臨床心理
 今朝のエリクソンも、Insight and responsibility p.230から。タイトルは、『本物の課題を見抜く眼と、本物の課題に応え続ける態度』という程の意味で、『…と責任』という感じじゃない。







「自分と折り合いが付く」時でも、人によっては、時によれば、あるいは、場合によれば、「命を吹き込まれている」だとか、「神様から秘密の命を頂いている」だとか、しか言えないような生き方になっていることがあることを、私どもは承知しています。







不思議ですね。
自分と折り合いが付く時って、最高に能動的な時のはずなのに、その時でさえ、一番受動的な感じがするのですから。
実は、一番能動的になれるのは、一番受動的になれる時なのですね。

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