エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

≪心からの自由と優しい関わり≫が出来る人

2016-12-25 01:55:58 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
セラピストの2つの役割と、治療結果の素晴らしさ
   人をモノ扱いするのはダメでしょ   黄金律を活かすためには、相当程度に内省が必要になりますね。 p234冒頭から。    &nb...>続きを......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.150、最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 ところが、エース得点(ACEscore)研究は、そんな影響力は今までありませんでしたね。追跡研究や追跡研究の論文が世界中で行われていますけれども、マリリンの様な子どもたち、アメリカ中の外来や入院治療をする施設の子ども達の日々の現状は、実際は旧態依然のままです。ただ、今は、こういう子ども等は、大量の向精神薬を服用しています。子ども達は、向精神薬のお陰で、従順にはなりますが、他方では、悦びや好奇心をそぐ形になります。子ども達が、情緒的にも、知的にも育ち、また、発達して、社会に貢献できるメンバーとなることも、できなくしてますね。

 

 

 

 

 

 ヴァン・デ・コーク教授が、いかに子どもの立場に立ちうる臨床医なのか、優れた臨床医なのかが、端的に表れている筆遣いです。

 ヴァン・デ・コーク教授が、人間として≪心からの自由と優しい関わり≫が出来る人なのか、ハッキリと解かります。

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