天空からの恵み 励まし…
修道院に入るのは、逃げ道だったみたい。父親から逃げたかったしね。
Young Man Luther 『青年ルター』p.233の第2パラグラフから。
ルターは、エラスムスのギリシア語聖書からドイツ語に翻訳し出しました。この翻訳が、ルターとドイツ民族にとって、最高の文学作品になりましたよね。多面的な人格のすべての側面と、豊かな話し言葉のあらゆる源が結び付いて、極少数の人の為の詩ではなくて、ドイツ民族の暮らしに「生きてていいんだよ」という励ましをもたらすものとして、言葉を作り出したのです。
日常語で、外国語の本を翻訳するのは、実感や気持ちのこもったものにしたいからなんですね。みすず版を読んでも、エリクソンの著作は難しいし、分かったら、少しは頭がよくなったような錯覚を覚えますけれども、それが役に立つこともないでしょう。しかし、エリクソンはそんなことを願って書いてないことは、原書を読めば火を見るよりも明らかですからね。
ですから、私は、日常のいのち言葉で、エリクソンの本を訳してんです。「生きてていいんだよ」という励ましを、エリクソンの力を借りて、皆さんにお届けしたいからです。
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