エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#神秘的な一心同体体験の枯渇 #大人になれないニッポン人

2019-10-28 08:14:09 | エリクソンの発達臨床心理
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#聖書の言葉 #1人豊か #生きているって

   マハトマ・まど・みちおさんの言葉から生きているということは何もかも全部生きているということです...
 

 

「発達トラウマ障害  Enpedia」
 
  をご参照ください。
  
 
  心機一転,identity and the life cycle  『聖書の神様と毎日一心同体になること と 聖書の神様の心から優しいスピリットが,目の前の相手と私の関係の中で一巡すること』,p.103 ブランク後から。
 今朝は,27行目から。
 
 
 
「創造 対 創造の淀み」
 
 セックスの課題は,心の健康の第7基準、創造を共に体得底で身に着ける,ということにとても関係しています。聖書の神様のいのちが2人を一巡する中で,真心の籠ったセックスがあることに気付いた,あるいは,気付いている人生の習慣を身につけた,セックスをする2人は,2人の子ども等を生み育てる際には,品性が滲み出た,真心の籠った子育てをしたいと思うようになります(もしも,話し言葉にできるまで,発達すれば)。品性が滲み出た,真心の籠った子育てをしたいと願う最深欲求を土台とした全ての発達を,私は「創造」と呼びます。と言いますのも,創造は,いつでも次の創造を確かにすることを,共に意識するからです。聖書の神様のいのちが一巡する場を作る,他の言葉では,例えば、創造力とか生産性のような言葉では,私には,唯一無二の理想を伝えていないと思われます。創造は,次の創造を確かにすることと,生き方を示すことの間に,創造のエースがあります。ただし,悪い巡り会わせか,他の方面での気高い創造をするギフトがあるためにか,創造する内的な強い促しを,子孫を残すことにではなくて,忘己利他の信頼から生まれる活動や創造に向かわせる人もあります。この,忘己利他の信頼から生まれる活動や創造も,その人ならではの,心から優しい創造に参加する約束に舞い戻ることです。一番大事なのは,これが健康な人格が育つ1つの舞台だということを体得底で身に着けることですし,このような豊かな育ちが失敗すれば,創造から逆戻りの,偽りの仲良し(訳注:共依存)を求める悪魔付きの欲求が生じてしまうことも,肌身で実感することです。 偽りの仲良し(共依存)を求める悪魔付きの願いは,生きている実感がありませんくし,人との関わりからは,自分が大人になることも,人を大人にすることもできない心の習慣が蔓延ります。創造を展開できない人って,自分が唯一の子どもみたいに,自己愛に耽ることになります。ですからねぇ,子どもがいますから,だの,子どもが欲しいんです,だのと言っても,それだけでは創造,子どもを育てること ができることにはなりません。実際に,子育て場面の若い親たちは,苦しんでいる人がほとんどです。若い親たちが子育てに苦戦するのは,この大人の舞台を展開することが遅れているからですし,あるいは,この大人の舞台を展開できないからだ,と見ますものね。大人の舞台を展開できない訳が見つかるのは,赤ちゃんの時に魂に刻まれた信頼できないままのイメージのためです。つまり,親と一心同体に成り損ねたイメージ,自分一人で拵えなきゃと息んで拵えた自分が土台となった,過剰な自己愛のイメージ,…です。
 
 
 
エリクソンの予言の続き。
 子どもっぽい大人があふれるニッポン,金と自己愛のベストのために,一心同体に成る神秘的体験が枯渇しているからです。
 
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