ジェームズは、命の危険を感じていたはずです。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog より、p.208、下のあたりから。
この新しい視点から、分かったことは、このジェームズという少年が、2階のバルコニーから飛び降りたこともなければ、動いている自動車から飛び下りようとしたこともない、ということでしたね。ジェームズは落とされたんです。ジェームズは自ら進んでボトル一杯の抗うつ剤を飲んだ訳じゃぁありません。「オーバードーズ」は、強いられたものだったんですね。ジェームズは、人を操ろうとしたり、「行動化」したりする子どもではありません。ジェームズは、自分が知っている唯一のやり方で、自分自身と兄弟たちを助けようとしたんです。それから、ジェームズは諦めたくはなかったんです。たとえ、バカにされたって、無視されたって、本当のことを言って打たれたって、諦めたくなかったんですね。
ジェームズは子どもながら、見上げた人物ですよね。同調主義の「ムラ」社会人のニッポン人よりも、よほど大人でしょ。逆境にあっても、自分を救い出すこと、兄弟を救い出すこと、正気でいることを選択し続けたわけですからね。
イキイキしたい人
正直でいたい人
まともでいたい人
夢をもっていたい人
自分自身を生きることです
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