チャップリンの映画ではないけれども、現代人は人間までも機械の歯車みたいになっちっゃて、「速い方が良い」と言う目で見られがち。クワバラクワバラ!
p101の下から4行目から。
最後になりますが、1つの技術を極めようとする条件は、1つの技術を極めようとする「熱心な関心」ということになります。その技術に対して、さほど熱心な関心がなければ、いくら年季奉公を積んでも、その技術を学ぶことなどできません。熱心な関心がない者は、その技術のよき愛好家ではあっても、決してその技術を身に着けることなどできません。この熱心さという条件は、他の技術同様、人を大事にする技術にも不可欠です。でもね、技術を身に着ける人に対して、技術の愛好家の割合が、他の技術の場合よりも、人を大事にする技術では、愛好家の割合がわりに大きいようです。
人を大事にする技術に介しても、玄人と玄人肌の素人の違いが、それほどない、と言うのがフロムの主張のようですね。ということは、玄人肌の素人でも、熱心ささえあれば、割と簡単に、人を大事にする技術を身に着けることができる、と言うわけでしょう。これはフロム流の、エンパワーメント、力づけ、励ましなんでしょうね。
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